スタッフブログ
腰痛の座り方とクッション
柔道整復師 按摩指圧マッサージ師 高座渋谷ポポの木整骨院院長:大岡 統
最終更新日:2024/04/30
‹目次›
皆様、こんにちは!高座渋谷ポポの木整骨院です。
腰痛に悩む多くの人にとって、長時間座っての作業は本当に辛いですよね。でも仕事柄中々休憩が取れなかったり対処ができなかったり…
でも腰痛になっている原因はもしかしたら「座り方」のせいなのかもしれません。
今回はそんな座り方、そしてクッションに着目した腰痛に関するお話をご紹介します。
腰痛を和らげる座り方とは?
まず、腰痛を和らげるためにはどのような座り方を心掛けるべきなのでしょうか?
座り方には4つのポイントがあります。
〇骨盤を立てて座る:腰椎の自然なカーブを維持することができます。
〇膝が90度の角度になるように椅子の高さを調整:膝の高さが適切でないとその分どこかで代償して負担が大きくなってしまいます。
〇背もたれに背をしっかりとつけて座る:背もたれに背中をしっかりつけることで本来の脊椎のカーブを保つことができます。
〇足の裏を床にしっかりつける: 足の裏をしっかり床につけることで背中や腰への負担軽減につながります。
その他の注意点
また、そのほかにもデスクワークを行うにあたって
〇定期的な動き: 長時間同じ姿勢で座っていると、腰に負担がかかります。30分に1回は立ち上がって伸びをしたり、短い散歩をしたりして、筋肉を動かしましょう。
〇腰のストレッチ: 座っている間も、腰を伸ばしたり、前屈みになったりして、腰の筋肉を柔らかく保つことも大切です。
上記のような心がけも腰痛の予防、改善には重要です。
座布団やクッションを使用するメリット
椅子座りをする際には、座布団やクッションを使用することで腰や背中に適切なサポートを提供し、正しい姿勢を保つことができます。
お尻の下にクッションを敷き、背中にもクッションを置く方法は、腰痛の予防や緩和に効果的です。メリットとして以下のものが挙げられます。
- 骨盤の安定: お尻の下にクッションを敷くことで、骨盤が適切な位置に保たれ、腰への圧力が分散されます。これにより、骨盤の前傾や後傾を防ぎ、腰痛を予防する効果が期待できます。
- 背中のサポート: 背中にクッションを置くことで、背骨の自然なカーブを支え、背中への負担を軽減します。特に長時間同じ姿勢で座っている場合には、背中が丸くなりがちですが、クッションを用いることで姿勢を良く保つことができます。
- 姿勢の改善: 適切なクッションの使用は全体の姿勢を改善し、腰への不要なストレスを減らすのに役立ちます。姿勢が改善されると、腰だけでなく、首や肩への負担も軽減されることがあります。
クッション、座布団を選ぶポイント
お尻の下と背中にクッションを置く際には、自分の体に合った高さや硬さのクッションを選ぶことが大切です。
また、使用感に合わせて定期的に位置調整を行うことも快適さを保つためには重要です。
以下の点に注意して座布団やクッションを選びましょう
- 硬さ: 座布団やクッションはあまり柔らかすぎず、適度な硬さがあるものを選びます。柔らかすぎると体が沈み込みすぎてしまい、腰に負担がかかることがあります。硬めのものは体をしっかりと支えてくれます。
- 高さ: 適切な高さの座布団を使用することで、膝と腰の角度が適正に保たれ、腰への負担を減らすことができます。高すぎると膝に負担がかかり、低すぎると腰が曲がりやすくなるので注意が必要です。
- 材質: 通気性の良い材質や季節に合った素材を選ぶことで、長時間座っていても快適に過ごすことができます。また、滑りにくい素材のものを選ぶと、座布団が動いてしまうのを防げます。
- 形状: 人間工学に基づいた形状の座布団やクッションは、腰や尾骨周辺を特にサポートし、長時間座っていても疲れにくい設計になっています。例えば、中央がくぼんだ形状やU字型のクッションなどがあります。
これらのポイントを考慮して、自分に合った座布団やクッションを選ぶことで、床座り中の腰痛の予防につながります。
大きく分けて腰痛対策クッションは背もたれがあるクッションと座面クッションがあります。
坐骨神経痛などがある場合は座面クッション
慢性腰痛の場合は背もたれクッションが良いです。
座っている時坐骨にかかる体重の割合は60から80%と言われています。ドーナツ型やu字型クッションが良いでしょう。
背もたれ型クッションは腰椎の前弯が強い方、後弯が強い方、長時間座っている人におすすめです
ただし、座り方の改善やクッションでのサポートは腰痛を根本的に改善するものではありません。
腰痛でお悩みの方は、専門家に相談して、ご自身の症状にあった治療法を探していきましょう。
このブログで少しでも気になって下さいましたら是非一度当院にご相談下さい。