腰痛は冷やす?温める?正しい対処法とは?

冷やす?温める? 腰・背中
この記事を書いた人
高座渋谷ポポの木整骨院院長

資格:柔道整復師・あんまマッサージ指圧師
その他専門技術習得:タイマッサージ、深部整体 上級
私は院長の大岡統です。当院では、皆様が快適で充実した毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせて頂いています。

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皆様、こんにちは!大和市の高座渋谷ポポの木整骨院です。

腰痛は多くの方が経験される症状であり、その原因は多種多様です。

デスクワーク等の座り仕事や筋力低下、姿勢の悪さ、運動不足…など様々あります。

そんな中当院でよく頂くのが「腰痛って温めるのと冷やすのどっちが効果ありますか?」というご質問です。痛い時に「早く楽にしたい」「急に痛くなってどうすればいいんだろう」そう思われる方が多いようです。

結論から言うと「腰痛の種類によって違います」。温める事で血行が促進され改善する腰痛もあれば怪我による炎症や腫れがある場合には冷やすことで軽減する場合もあります。

今回はそんな温め方、冷やし方について詳しくご説明していきます。

腰痛の種類と原因について

腰痛の種類と対応

種類症状・原因初期対応対応方法
急性腰痛– 突然発症した痛み – 重い物を持ちあげたり、腰をひねるなどのが原因 – 筋肉や靭帯の損傷が原因 – 数日で痛みが治まることがある。冷やす– 氷嚢で患部を20分程度冷す – 冷却シート(冷えピタ)も可- 氷をタオルで包み、痛いところに当てる
慢性腰痛– 長期間続く鈍痛 – 原因が不明のことが多い – 骨格の歪みや筋肉の緊張が原因 – 数週間から数年続く温める– ホットパック・カイロ・温かいお風呂で温める -・温湿布を使用

腰痛には、大きく分けて「急性腰痛」と「慢性腰痛」の2種類があります。

急性腰痛は突然起こる痛みで、筋肉の緊張や損傷、椎間板の損傷などが原因です。急激な姿勢の変化や重い物の持ち上げ、運動不足などが引き金となります。

一方、慢性腰痛は長期間にわたって続く痛みで、姿勢の悪さや筋力の低下、過度のストレスや不規則な生活習慣、または過去の怪我やケガなどが原因とされます。

腰痛の治療には、適切な姿勢の保持、運動療法、ストレッチ、温冷療法、薬物療法、あるいは手術が含まれる場合もあります。

症状の原因に応じて適切な治療法を選択し、医師の診断と指導を受けることが重要です。急性腰痛と慢性腰痛の違いを記載している画像

急性腰痛

・突然発症する激しい痛み

・重い物を持ち上げたり、体をひねるなどの身体に強い負担をかけることが原因

・筋肉や靭帯の損傷が原因

・数日で痛みが治まる

慢性腰痛

・長期間続く鈍痛

・原因が特定できないことが多い

・骨格の歪みや筋肉の緊張などが原因

・数週間から数ヶ月続く

温める vs 冷やす どちらがいいの?(温めると悪化するもの、冷やすと悪化するもの)

腰痛に対する「温める」か「冷やす」かの対策表

腰痛を温める場合

状況効果方法
筋肉の緊張や硬直が原因血行が促進、筋肉が緩和温湿布やホットパック
慢性腰痛や疲労による痛み痛みやこわばりが軽減温かいお風呂
冷えによる痛みや血行不良リラクゼーション効果電気毛布や暖房器具などを使用

腰痛を冷やす場合

状況効果方法
急性の腰痛(ぎっくり腰や筋肉の捻挫など)炎症の抑制氷嚢や冷湿布を使用する
炎症が強く、腫れや熱感がある場合痛みの軽減冷たいタオルや保冷剤で患部を冷やす
けがや打撲による腰の痛み腫れの軽減氷嚢や冷湿布を使用する

特殊なケース:ぎっくり腰の場合

初期対応効果
最初の48時間は冷やすことが推奨炎症の抑制
炎症が収まった後は温める血行が促進され、痛みが軽減される

腰痛の種類、そしてその時の状態によって対処法は大きく変わります。

炎症や腫れが見られる「急性腰痛」の場合は冷やす事で炎症を抑え痛みを和らげます。

一方、「慢性腰痛」では、温めることで血行を促進し痛みを緩和すると良いでしょう。
ただし、適切な治療法を選択するためには、医師の診断と指導に応じた対策が必要です。

急性腰痛

・発症直後は適度に冷やす(※腫れや熱感がある場合)
・24時間~48時間経過後は温めます(※痛みが和らいだ場合)。そして痛みがそれ以上鋭いものにならないよう安静にしましょう。

慢性腰痛

・痛みや状態に応じて対処法を変えましょう

体験談:実際の患者さんの声

田中さんの体験談(急性腰痛)

田中さん(仮名)は、重い物を持ち上げた際に突然腰に激しい痛みを感じました。最初は何が起こったのか分からず、動くことさえ困難でした。当院に来られた際、急性腰痛と判断し、まずは冷やすことを行いました。氷嚢を使い、20分間冷却を行ったところ、痛みが緩和されました。その後、数日後、温熱を開始し、痛みが次第に軽減しました。田中さんは、「初めは冷やすことで炎症を抑え、その後温めることでさらに楽になりました」と話しています。

鈴木さんの体験談(慢性腰痛)

鈴木さん(仮名)は、長年のデスクワークが原因で慢性的な腰痛に悩まされていました。特にクーラーによる冷えがひどく、痛みが悪化されていました。当院では、温かい飲み物、温湿布を使って温めることを提案しました。またお風呂で温まることもアドバイスしました。温めることで血行が良くなり、筋肉の緊張もほぐれ、痛みが軽減されました。鈴木さんは、「温めることを続けることで、日常生活が楽になり、腰の痛みが楽になりました」と述べています。

腰痛で温めるメリットとデメリット

メリット

・血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす

・痛みを和らげる

・慢性腰痛に効果的

デメリット

・急性腰痛の初期段階では、炎症を悪化させる可能性がある

・熱すぎる温度は、火傷や皮膚の炎症を引き起こしてしまう可能性がある

腰痛で冷やすメリットとデメリット

メリット

・炎症を抑える

・痛みや腫れを軽減する

・急性腰痛の初期段階に効果的

デメリット

・無理に長い時間冷やすと、筋肉が硬くなり、痛みが増す可能性がある

・冷えすぎる温度は、神経障害を引き起こす可能性がある。また、範囲が狭いと冷えすぎてしまう可能性がある。

温める、冷やす事のメリット・デメリット

具体的な温め方・冷やし方

温める

・ホットパック
マイクロ波や電子レンジで温められたパックを腰の部位に当てることで、筋肉の緊張を和らげ、血流を促進します。

・カイロ
カイロを腰の上に貼ることで、局所的に温めることができます。

・入浴
温かいお風呂やシャワーで全身を温めることで、腰の筋肉を緩め、リラックスさせます。特に入浴時に温泉成分が含まれるお湯を使用すると効果的です。

・温湿布
腰に貼ることで、局所的に温熱効果を与え、筋肉の緊張を和らげます。

温めることにはホットパック、カイロ、入浴、温湿布などの方法があります

冷やす

・氷嚢

氷を入れた袋や嚢を腰の部位に当てることで、局所的に冷却効果を与えます。氷嚢を直接肌に触れさせないようにし、氷の直接接触を避けるためにタオルなどで包むことが重要です。

・冷却シート

薬局などで販売されている冷却シート(冷えピタ)を腰の上に貼ることで、痛みや炎症を和らげる効果があります。肌に直接貼る前に使用説明書をよく読んで、正しく使用することが重要です。

・アイシング

氷を使ったアイシング法は、急性の腰痛や怪我の場合に効果的です。氷をタオルなどで包み、腰の痛みを感じる部位に数分間当てることで、痛みや腫れを軽減することができます。

冷やす方法には氷嚢、冷却シート、アイシング

意外な注意点「ここがポイント」

・温める場合も、40℃以下のお湯やカイロを使用する

・冷やす場合は、20分程度を目安に行う

・いずれの方法も、痛みがある部位に直接行う

・皮膚が弱い方は、低温やけどに注意する

・症状が改善しない場合は、医師に相談する

本ブログに関するまとめについて

腰痛の際には、症状や原因に合わせて、温めるか冷やすかを判断する必要があります。

また、いずれの方法も正しく行うことが重要です。

上記の情報を参考に、自分に合った方法で腰痛を改善しましょう。
また、腰痛を予防するために生活習慣を整えたり運動を行いましょう。

大和市高座渋谷ポポの木整骨院では、症状や患者の個々のニーズに応じて、複数の施術法を組み合わせて効果的な施術を行なっています。

骨盤矯正、マッサージ、整体で施術するとともに、自宅で簡単に行えるストレッチやトレーニング等の指導もさせて頂いております。

腰痛でお悩みの方はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

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