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肩こりで脇の後ろが痛むのはなぜ?|原因と改善策を徹底解説!
肩こりが脇の後ろに痛みを引き起こす理由とは?
肩こりが脇の後ろに痛みを引き起こす原因とは何なのでしょうか?
主な原因は肩や肩甲骨周辺の筋肉の緊張や硬直にあるとされています。
肩こりは首から方にかけての筋肉が疲労やストレスによって硬くなることで引き起こされてしまいます。
主な原因としては5つ挙げられます。
- 肩甲骨の動きの制限
- 広背筋の緊張
- 肩甲挙筋と僧帽筋の硬直
- 猫背や姿勢の悪さ
- 血行不良と老廃物の蓄積
詳しく説明していきます。
1.肩甲骨の動きの制限
肩甲骨は、腕の動きをサポートして上半身の柔軟性を維持するという役割を果たしています。
しかし、肩こりにより肩甲骨周りの筋肉が硬直してしまうと肩甲骨が十分に動かなくなります。
すると、腕を動かす際に脇の後ろに過剰な負担がかかり痛みを感じやすくなります。
2.広背筋の緊張
広背筋(こうはいきん)は脇の後ろに位置しており、肩や背中の大部分を覆う大きな筋肉です。
この筋肉は肩甲骨や腕の動きに直接関わっており肩こりが発生すると広背筋にも影響を及ぼします。
広背筋が緊張することで脇の後ろに痛みが放散し、特に腕を上げたり、伸ばしたりする動作で痛みが悪化することがあります。
3.肩甲挙筋と僧帽筋の硬直
肩甲挙筋(けんこうきょきん)や僧帽筋(そうぼうきん)も重要です。
硬直すると、肩甲骨を引き上げる動きが制限され、肩から脇の後ろにかけての筋肉に負担がかかります。
肩甲挙筋が緊張することで、肩甲骨が本来の位置から引き上げられ、筋肉全体がバランスを崩し、脇の後ろの筋肉に痛みを引き起こします。
4.猫背や姿勢の悪さによる影響
長時間のデスクワークやスマホの使用によって、猫背や前かがみの姿勢を取ることが多いと、肩甲骨や背中の筋肉に負担がかかります。
この姿勢の悪さが肩こりを悪化させ、肩甲骨周辺の筋肉が過度に緊張させてしまいます。
その結果、脇の後ろにかかる負担も増加し、痛みとして現れることが多いです。
5.血行不良と老廃物の蓄積
肩こりや筋肉の緊張が続くと、血行不良が起こりやすくなります。
筋肉が緊張している状態では、血液の循環が悪くなり、老廃物が蓄積しやすくなります。
この状態が肩甲骨周りに続くことで、脇の後ろの筋肉にも疲労がたまり、痛みや違和感を感じるようになります。
脇の後ろの痛みを放置しているとどうなってしまうのか?
ではこの痛みを放置しているとどうなってしまうのでしょうか?
脇の後ろの痛みを放置していると症状が悪化し、様々な問題が引き起こされる可能性があります。
軽度の痛みであっても原因を解消せずに放置してしまうと慢性化してしまい生活の質を大きく低下させるリスクがあります。
放置してしまうことで発生するものとして
- 痛みの慢性化
- 動きの制限と筋力の低下
- 姿勢の悪化と他の部位への影響
- 神経の圧迫によるしびれや痛みの広がり
- 生活の質の低下
- ストレスの増加
が挙げられます。
説明していきます。
1. 痛みの慢性化
最も大きなリスクは、痛みが慢性化することです。
肩こりや筋肉の緊張が原因で脇の後ろに痛みを感じる場合、放置していると筋肉が硬直し、痛みが長期的に続くことがあります。
慢性的な痛みは、治療が難しくなり、日常生活や仕事に支障をきたすことがあります。
2. 動きの制限と筋力低下
脇の後ろの痛みを放置することで、痛みを避けようとする動作制限が生じます。
例えば、腕を上げる、肩を回すといった動作が困難になり、肩周りや脇の筋肉が使われなくなると、筋力が低下します。
筋力が低下すると、さらに痛みが増す悪循環に陥り、肩や脇の動きがさらに制限されることになります。
3. 姿勢の悪化と他の部位への影響
脇の後ろの痛みを感じることで、体が無意識に痛みをかばう姿勢を取るようになります。
例えば、肩をすぼめたり、猫背の姿勢になったりすることで、全身のバランスが崩れます。
これにより、肩こりや腰痛など、他の部位にも痛みが波及することが考えられます。
特に、首や背中への負担が増えると、姿勢が悪化し、さらなる痛みを引き起こすことがあります。
4. 神経の圧迫によるしびれや痛みの広がり
脇の後ろの痛みが筋肉の緊張や硬直によるものである場合、その状態を放置すると神経を圧迫することがあります。
肩甲骨や脇周辺には神経が多く通っており、これらが圧迫されると腕や手にしびれや痛みが広がることがあります。
神経圧迫が長期間続くと、神経障害が生じ、日常生活に支障をきたす可能性もあります。
5. 生活の質の低下
脇の後ろの痛みを放置することで、日常的な動作が困難になり、生活の質が大きく低下します。
例えば、腕を上げたり物を持ち上げたりする動作が苦痛になり、家事や仕事などのパフォーマンスに影響を及ぼします。
また、慢性的な痛みは精神的なストレスを引き起こし、集中力や睡眠の質にも悪影響を与えることがあります。
6. 心理的ストレスの増加
慢性的な痛みを抱えることは、心理的なストレスを増加させる要因になります。
痛みが続くことで、仕事やプライベートでの活動が制限され、フラストレーションや不安感が増すことがあります。
特に、痛みが治らない場合、気分の落ち込みや鬱症状を引き起こすこともあるため、早期の対応が重要です。
肩こりによる脇の後ろの痛みを改善するためのセルフケア
肩こりや脇の後ろの痛みを解消するためには、セルフケアが重要です。
まず、肩や肩甲骨周りをほぐすためのストレッチやマッサージを日常的に行うことが効果的です。
また、デスクワーク中はこまめに姿勢をチェックし、ストレッチを取り入れることで筋肉の緊張を緩和することができます。
肩こりと脇の後ろの痛みを和らげるおすすめストレッチ
1. 肩甲骨のストレッチ
肩甲骨の可動域を広げるストレッチは、肩こりや脇の後ろの痛みを緩和するのに非常に効果的です。
肩甲骨が正しく動くことで、肩や背中の筋肉の緊張が和らぎ、痛みの予防や改善につながります。
【方法】
- 立った状態で、両腕を肩の高さまで上げ、肘を90度に曲げます。
- 肘を引き寄せるように肩甲骨を背中で寄せ、胸を開くように意識します。
- その状態で5秒キープし、ゆっくり元に戻します。
- これを10回繰り返しましょう。
このストレッチは、肩甲骨周りの筋肉を緩め、脇の後ろにかかる負担を減らすことができます。
2. 脇の下ストレッチ(前鋸筋のストレッチ)
脇の後ろの痛みを解消するためには、脇の下にある前鋸筋(ぜんきょきん)をほぐすことも重要です。
この筋肉は肩甲骨の動きに関与しており、肩こりによって硬直しやすくなります。
【方法】
- 立った状態で、片方の腕を頭の上に伸ばし、反対の手で伸ばした腕の肘を掴みます。
- 肘をゆっくりと反対側に引っ張りながら、体を伸ばした腕の側に傾けます。
- 脇の下がしっかり伸びているのを感じながら、20秒間キープします。
- 反対側も同じように行い、左右交互に3回ずつ繰り返しましょう。
このストレッチは、肩甲骨の動きを改善し、脇の後ろの筋肉の柔軟性を高める効果があります。
3. 広背筋ストレッチ
広背筋(こうはいきん)は、肩こりや脇の後ろの痛みに直接的な影響を与える大きな筋肉です。
この筋肉をしっかりとストレッチすることで、筋肉の緊張を解消し、痛みを和らげることができます。
【方法】
- 立った状態で、両手を前に伸ばして壁に手をつけます。
- 壁に手をつけたまま、上体を前に倒し、脇と背中がしっかりと伸びるのを感じます。
- この状態で20秒間キープし、ゆっくり元に戻します。
- これを3セット行いましょう。
広背筋をしっかり伸ばすことで、肩こりが原因で起こる脇の後ろの痛みが軽減されます。
4. 胸を開くストレッチ(肩甲挙筋のリリース)
肩こりの影響で硬直しやすい肩甲挙筋(けんこうきょきん)を緩めるストレッチも効果的です。
この筋肉は肩甲骨を引き上げる働きをしており、肩こりによって疲労しやすい部分です。
【方法】
- 椅子に座った状態で、両手を後ろで組み、腕を伸ばします。
- 胸を張るようにして肩甲骨を寄せながら、腕を少し後ろに引っ張ります。
- そのまま10秒間キープし、ゆっくり元に戻します。
- これを5回繰り返しましょう。
このストレッチは、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、肩こりと脇の後ろの痛みの両方を軽減します。
5. 猫背改善ストレッチ
猫背の姿勢は、肩こりや脇の後ろの痛みの主な原因の一つです。
猫背を改善するストレッチは、背中や肩周りの筋肉を柔らかくし、痛みを防ぐのに役立ちます。
【方法】
- 床に座り、足を伸ばします。
- 両手を後ろについて、肩甲骨を寄せるようにしながら胸を開きます。
- その状態で10秒間キープし、ゆっくり戻します。
- これを5回繰り返しましょう。
このストレッチは、肩こりの改善だけでなく、脇の後ろにかかる負担も減らす効果があります。
肩こりによる脇の後ろの痛みを防ぐ日常の予防法
肩こりや脇の後ろの痛みを予防するためには、日常的な姿勢の改善が必要です。
デスクワークやスマホの使用時には、猫背にならないように意識し、定期的に休憩を取ることが大切です。
また、肩甲骨周りの筋肉を鍛えるエクササイズを取り入れることで、肩こりの発生を防ぐことができます。
本ブログのまとめ|肩こりを慢性化させないために
肩こりが原因で脇の後ろに痛みを感じることは、多くの人に共通する悩みです。
この痛みの主な原因は、肩甲骨や広背筋、肩甲挙筋などの筋肉の緊張や硬直、姿勢の悪さ、血行不良によるものです。
脇の後ろの痛みを放置すると、慢性的な痛みや動きの制限、神経圧迫によるしびれなど、生活の質に大きく影響を与える可能性があります。
この痛みを改善し予防するためには、肩甲骨周りや広背筋をほぐすストレッチやセルフケアを日常的に取り入れることが重要です。
また、猫背や姿勢の改善、筋肉の強化も痛みの予防に役立ちます。
早めの対応と適切なセルフケアを行い肩こりに悩まないお身体作りを頑張っていきましょう。
辛い時には一人で悩まず専門家の指示を仰ぐことも大切です。