腰痛がコルセットで悪化する?|使い方の注意点|大和市高座渋谷で口コミ1位の整骨院

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腰痛がコルセットで悪化する?|使い方の注意点

高座渋谷ポポの木整骨院 大岡 統

最終更新日:2024/04/23

‹目次›

 

皆さん、こんにちは!高座渋谷ポポの木整骨院です。

腰痛は多くの人が悩んでいる大きな問題の一つです。

ギックリ腰の時や腰の痛みが強い時に心強い味方となってくれるのが「コルセット」です。

スポーツ用のサポーターなどを使った事がある方も多いのではないでしょうか?

 

本記事は当院に来られる患者様がお尋ねになられる質問や普段指導している事を皆様のお役に立つようにまとめたものです。

又良くある腰痛に関連するQ&Aや当院の腰痛ページにも記載がありますので是非ご覧ください。

 

不適切な使用はさらに腰痛を悪化させる事あります。この記事では、腰痛コルセットを正しく使う方法と重要な注意点について詳しく解説します。

 

コルセットが原因で腰痛が悪化する理由とは?

 

コルセットは腰のサポートとして役立ちますが、以下の場合悪化することがあります。

  • 筋力の低下

コルセットを長期間使用すると、腰周りの筋肉が使用されず、結果として筋肉が衰えることがあります。そうなると腰椎を支える筋肉が弱くななるので、さらに腰痛が悪化してしまうことがあります。筋肉のサポート力が弱まると、姿勢が悪くなり、慢性腰痛になる傾向にあります。

 

  • 姿勢の変化

コルセットは腰をサポートするので、一時的に痛みは緩和されるかもしれませんが、長期間着用すると、姿勢を維持する筋肉が低下し、猫背や反り腰といった姿勢の変化を引き起こします。、腰への負担が増し、腰痛がさらに悪化することがあります。

 

  • 血行不良

締め付け、血行不良を引き起こすことがあります。筋肉が酸素不足になり、回復が遅れることがあるので注意が必要です。

 

  • 依存性

特に高齢者に多いのですが、コルセットに頼りすぎて、姿勢維持するための筋肉が落ち、コルセットをつけていないと不安になる方がいます。これも、腰痛が悪化し、慢性化する原因になります。

 

次にコルセットの正しい使い方を説明します。

 

 コルセットの使用方法

コルセットの使用方法とは?

使用の適切なタイミング

コルセットは、痛みが強いときに使用しましょう。

例えば、「痛みが強すぎて歩けない」や「椅子から立ち上がる時に痛む」といった状況で使用するのがベストです。

 

正しい装着方法

コルセットは骨盤周りを均等に圧迫するように装着します。理想的な圧迫度合いは強い痛みの時は、指2本、中程度であれば指3本、少しの痛みでしたら指4本程度腰とコルセットとの間に隙間をあけるとオススメです。

 

適切なサイズの選択

コルセットのサイズ選びは非常に大切です。

自分に合わないサイズのコルセットを使用する事で効果がでます。試着をして適切なサイズのものに知る事が大切です。

 

コルセットの位置

コルセットを付ける位置について

  1. 上端の位置

コルセットの上端は、おへその少し下、通常は腰の自然な曲線の上部に位置するようにします。この位置にコルセットを設置することで、腰椎全体に均等なサポートを提供し、上半身の重量が腰部に適切に分散されます。

 

  1. 下端の位置

コルセットの下端は、骨盤の上部に位置するようにします。具体的には、仙骨の上あたりまたは骨盤の最上部に当たる点をカバーするように巻くことが理想的です。これにより、骨盤と下腹部に適切な圧迫とサポートが提供され、腰部の安定感が増します。

 

コルセットを巻く際のポイント

コルセットを巻く際のポイント

〇均等な圧迫

  コルセットを巻く際には、全体に均等な圧迫がかかるように注意してください。不均等な圧迫は体のバランスを崩す可能性があり、逆に腰痛を悪化させることがあります。

  

〇快適さとサポートのバランス

  コルセットを巻く際には、快適さとサポートのバランスを取ることが重要です。締め付けが強すぎると血行を妨げることがありますので、体を圧迫しすぎないようにしてください。

 

〇動きやすさの確保

  コルセットを使用しているときでも、日常の動作がスムーズに行えることが重要です。コルセットが正しい位置にあるかどうかを確認するために、巻いた後にいくつかの動作をしてみて、動きやすさをチェックしてください。

 

コルセットの位置を正しく設定することで、腰痛の予防と緩和に役立ち、日常生活の質を向上させることができます。コルセットの使用は一時的な対策であり、根本的な原因の治療や体力強化にも注意を払うことが重要です。

 

コルセットの使用におけるリスク

コルセットを正しく使用しないと筋力低下、姿勢の悪化、血行障害に繋がる

〇筋力低下: 長期間コルセットを使用することで、サポートされるべき筋肉が使われなくなり、筋力が低下します。

〇姿勢の悪化: コルセットに依存することで、自然な体の動きが制限され、他の部位に不調を引き起こす可能性があります。

〇血行障害: 適切な圧力が重要ですが、過度な締め付けは血流を阻害し、健康に悪影響を及ぼします。

コルセットを正しく巻く方法は、腰痛予防や痛みの緩和において非常に重要です。以下に、ステップごとの指示を示します。

 

コルセットの正しい巻き方

 

正しく使用する事で十分な機能を得ることができます。

 1. 準備

まず、コルセットを広げて、すべてのストラップやテープが止まりやすい状態になっていることを確認しましょう。

 2. 位置を決める

コルセットの位置を決めます。コルセットの上部がおへそあたり、下部が骨盤の上部に位置するようにします。この位置がコルセットの理想的な場所です。

3.内側の部分を巻く

コルセットの内側が体に直接触れる部分です。この部分を身体にしっかりと当て、左右均等になるように体に巻きつけます。内側をしっかりと固定することで、コルセットがずれるのを防ぎます。

準備、位置決め、内側を巻く

4. 外側の部分を引き締める

内側を固定したら、次は外側の部分を引っ張りながら巻いていきます。このとき、均等な圧力をかけることが重要です。圧力が偏ると、体に不快感を引き起こす可能性があります。

 5. テープの調整

コルセットのテープやベルトを引っ張りながら、適切な締め付け感に調整します。適切な締め付け感は、「食後でも苦しくない程度」です。締め付けすぎる人が多いですが締め付けが強いと本来の腰の動きができず逆に負担がかかってしまうので注意が必要です。

 6. 最終チェック

コルセットを巻き終えたら、動いてみて快適さや固定感を確認します。必要に応じて微調整を行い、得痛みや不快感がないことを確認してください。

ぎっくり腰の際のコルセットの巻き方

 

ぎっくり腰の急性期(1~3日)は、硬性コルセットが適しています。これは通常、病院で処方されるもので、医師の指示で使用してください。

コルセットの巻き方

  1. 位置: コルセットの上端がおへその少し下、下端が骨盤の上あたりに来るように巻きます。この位置が、腰椎をサポートするのに適切です。
  2. 締め付け具合: 痛みが和らぐ程度の強さです。だだし、呼吸が苦しくならないように気をつけましょう。
  3. 腹圧をかける: 巻く際に少し息を吐いて、お腹をへこませるようすると、腹圧がかかり、腰への負担が緩和されます。これで、より効果的に腰をサポートすることができます。
  4. マジックテープ式: マジックテープをしっかり留めます。しっかりと固定することで、腰部を安定していることを確認しましょう。
  5. 紐式: 紐を前で結びます。紐を適度を調整します。

注意点

注意点

〇長時間の使用は避け、定期的にコルセットを外しましょう

〇コルセットはあくまでサポートとしての役割しかありません。そのため、コルセットを使うことで腰痛の症状が改善されるわけではないためしっかりと治療も進めましょう。

 

コルセットの正しい使用は、腰痛の予防や治療に大きく役立ちますが、使用方法や時間に注意を払い、適切に管理することが重要です。

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コルセットの使用開始時期

コルセットは、腰痛が発生した直後や、腰に負担がかかる予定がある活動(重い物を持つ作業、長時間の立ち仕事など)の前に使用を開始することが一般的です。腰痛が急性の場合、特に痛みが強いときにコルセットを使用してサポートを提供し、痛みを管理します。

 

使用の推奨期間

 

コルセットは短期間の使用が推奨されます。長期間にわたる使用は、筋力の低下や依存を引き起こす可能性があります。一般的に、腰痛の症状が改善されたら徐々に使用を減らし、最終的には完全に止めることが望ましいです。医師や治療担当者が具体的な使用期間や段階的な減少計画を提供することが一般的です。

 

装着時間

コルセットを一日なん時間つけるべきかはそれぞれの方の状況によりますが、痛みが強い場合は一日数時間、痛みが落ち着いたら外します。

 

寝る時の使用

 

コルセットは寝る時は使用しないようにしましょう。睡眠中は体をリラックスさせ、自然な体の動きや血流を妨げないようにすることが重要です。コルセットを着用して寝ると、過度な圧迫や体位の制限が原因で、睡眠の質が低下したり、他の健康問題を引き起こす可能性があります。また、長時間同じ位置で圧迫が続くことで、皮膚の問題が発生することもあります。

 

自分に合ったものを選びましょう

体型によってウエストや背筋、男性と女性で必要な幅が違います。

また、素材に関しても通気性を重視するのか保護が強力なものが良いのかなど人によって好みは様々です。価格なども重要な要素ではありますができる限り自分に適したサイズ、素材のものを選ぶようにしましょう。

 

コルセットを外すべき時

外すべきタイミングは練る時、そして休んでいる時

1.就寝時

夜は体をリラックスさせ、血流を促進するためにコルセットを外すことが重要です。就寝中は体が回復し、組織が修復される時間のため、この時間にコルセットを着用すると不必要な圧迫が続き、血行不良や筋肉の緊張を引き起こす可能性があります。

 

2.安静時

安静にしている間も、コルセットは通常必要ありません。この時間は体を休め、リラックスするためのものであり、コルセットによる圧迫から解放されることで、より快適に過ごすことができます。

強化するための運動に取り組むことが重要です。体幹を支える筋肉を強化することで、コルセットに依存せずに自分の体をしっかりと支えることができるようになります。腰痛が改善された後は、特に腹斜筋、腹横筋、腹直筋を中心に、適切なトレーニングがおすすめです。これにより、体の中核をなす筋肉が強化され、日常生活での腰への負担が自然に軽減されるようになります。

 

最終的に、腰痛コルセットの使用はあくまで一時的な対策であるべきで、根本的な体のバランスを改善することが真の解決策です。腰痛が繰り返し発生する場合には、医療専門家と相談し、適切な診断と治療を受けることが最善です。このように、腰痛コルセットの正しい使い方をマスターし、健康的なライフスタイルを維持することで、腰痛のない快適な日々を送ることができます。

 

わからない事がありましたら是非当院にご連絡ください。

 

正しく使用し健康的に

正しく使用し健康的に!

腰痛コルセットは腰痛の緩和にとても便利ですが、正しく使用しないと逆効果となることがあります。適切な使用タイミング、正しい装着方法、正確なサイズ選びを心掛け、長期使用によるデメリットを避けるためにも、腰痛の根本的な治療と並行して体幹を強化する運動を行うことが重要です。これにより、自然な体のサポートを回復し、健康的な生活を維持することができます。

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