来院背景

30代大和市在住の男性。突然の腰痛が出現し、当初は「ぎっくり腰」と思い安静にしていたが、数日経っても改善せず。
次第に腰からお尻にかけて動作時の痛みとしびれが強まり、起き上がれなくなってしまい病院を受診。
MRI検査で「椎間板ヘルニア」と診断されたのち、病院でシップの処方とブロック注射を受けたが効果がなかったため、保存療法を希望して来院されました。
初回評価

- 痛み:腰〜臀部にかけて動作時痛(NRS 8/10)
- 姿勢:腰椎前弯消失(いわゆる“腰が伸びない”姿勢)
- 筋緊張:脊柱起立筋・殿筋群に強い防御反応
- しびれ:右臀部〜大腿後面に放散(軽度)
施術内容と経過

初回はハイボルト療法で急性期の神経過敏を抑制し、筋緊張を緩和。
2〜3回目で深部整体により殿筋・梨状筋周囲の硬さを取り除き、骨盤の左右バランスを調整。
痛みの軽減に伴い、4回目からは体幹安定(ドローイング)と股関節可動域改善の運動を指導。
結果・経過
5回目の施術後には起き上がりや前屈動作での痛みがほぼ消失。
「朝起きるのが怖くない」と本人の自覚もあり、しびれも軽減傾向。
その後は再発予防を目的に週1→月1のメンテナンスへ移行。
考察

このケースは、椎間板ヘルニアの急性症状に筋膜性防御反応(ぎっくり腰様症状)が加わった状態。
痛みの主因を神経だけでなく筋・関節の複合要因として捉えたことで、保存療法で良好な改善が得られた。
施術ポイント

- 急性期は「動かさない」より「正しい範囲で動かす」ことが重要
- 股関節の可動性回復が、腰部のストレス軽減に直結


