「そろそろ話し合いを終わりにしませんか」「金額を確認してください」と保険会社から言われ、「まだ痛みがあるのに大丈夫なの?」と不安になっていませんか。
お怪我のあとは、身体の痛みだけでなくお金や通院に関する不安が尽きないものです。当院にも「整骨院に通いながらでも進めて大丈夫?」「保険会社から急かされて困っている」とご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。
まずは、あなたが今一番知りたい項目を確認してみましょう。
【チェックリスト】いま知りたいことは何ですか?
- まだ痛みがあるのに、保険会社から話を勧められてどうすればいい?
- 整形外科や整骨院に通いながら進めても大丈夫なの?
- 賠償金の内訳や、損をしないための確認ポイントは何?
- 「3ヶ月で治療終了」と言われたり、話を急かされたりしたときの対処法は?
- 自賠責保険の仕組みや、弁護士に相談すべきタイミングを知りたい
この記事では、解決に向けた手続きを急いではいけない理由、整骨院に通うメリット、そして補償や交渉で損をしないためのポイントをわかりやすく解説します。

- 整骨院に通う4つの大きなメリット
- 解決に向けた話し合いとは?何を決める手続きなのか
- いつ交渉を始める?
- 通院から合意までの流れ
- 治療中・症状固定前の手続きはなぜ慎重にすべき?
- 提示額を確認するときは「総額」だけを見ない
- 手続き前に準備・確認しておきたい資料
- 保険会社から話を勧められたらどうする?
- 症状が残っている場合は後遺障害も確認してから進める
- 解決成立後は原則として慎重な変更が必要になります
- 話し合いがまとまらない場合はどうする?
- 弁護士費用特約が使えるか確認しましょう
- 合意成立後、賠償金はいつ支払われる?
- ポポの木整骨院でできるサポート
- よくある質問
- まとめ|解決に向けた手続きは治療と損害額を整理してから慎重に進めましょう
整骨院に通う4つの大きなメリット
「整形外科だけでいいのでは?」と迷う方もいらっしゃいますが、首や腰の痛み、むちうち、関節の柔軟性低下などに対しては、整骨院の施術を組み合わせることに大きなメリットがあります。
1.筋肉や関節への専門的なアプローチで、痛みを根本からケアできる
整形外科が「画像診断・投薬・湿布の処方」をメインに行うのに対し、整骨院では硬くなった筋肉の緊張をほぐしたり、関節の動きを整えたりする手技療法を行います。レントゲンに映らない筋肉や靭帯のダメージをケアするのに適しています。
2.待ち時間が少なく、自分のスケジュールに合わせて通いやすい
お仕事や家事で忙しい方にとって、病院の長い待ち時間は負担になりがちです。整骨院なら予約制や夜間営業を活用しやすく、無理なく通院を継続できます。
3.日常生活の動作やストレッチ、セルフケアの指導が受けられる
「家ではどう動けばいい?」「いつから運動していい?」といった疑問に対し、今の状態に合わせた無理のない日常の動きやストレッチをアドバイスしてもらえるため、安心して回復を目指せます。
4.整形外科と併用でき、自賠責保険の適用で窓口負担0円にできる
「整骨院に通うと保険が使えないのでは?」と心配される方もいますが、医師の許可や連携のもとであれば、整形外科と整骨院のどちらにも通うことが可能です。窓口負担も原則0円で専門的な施術が受けられます。
整形外科と整骨院の上手な併用法については、転院・整形外科との併院についてもあわせてご覧ください。

高座渋谷・大和市で治療や通院、整形外科との併院、自賠責保険など事故後の対応をまとめて確認したい方は、高座渋谷・大和市の相談・治療総合ページをご覧ください。

この記事では、手続きとは何か、いつ交渉を始めるのか、賠償金には何が含まれるのか、治療中に急がない方がよい理由、後遺障害との関係、話し合いがまとまらない場合の対応まで、順番にわかりやすく解説します。
解決に向けた話し合いとは?何を決める手続きなのか
衝突や追突などの不慮の出来事によって発生した損害について、被害者側と加害者側で話し合い、損害賠償の内容や金額などを決める手続き(示談)です。
実際には、相手方本人ではなく、加害者側の任意保険会社と交渉を行うケースも多くあります。
交渉では、単に慰謝料の金額だけを見るのではなく、発生したさまざまな損害を整理していきます。
| 主な項目 | 内容 |
|---|---|
| 治療費 | お怪我の診察・検査・治療などにかかった費用 |
| 通院交通費 | 治療のために通院する際に必要となった交通費 |
| 休業損害 | 通院などによって仕事を休み、収入が減った場合の損害 |
| 入通院慰謝料 | お怪我や入通院によって受けた精神的・身体的苦痛への補償 |
| 後遺障害慰謝料 | 後遺障害等級が認定された場合に検討される慰謝料 |
| 逸失利益 | 後遺障害などによって、将来得られるはずだった収入が減少する損害 |
さらに、状況によっては過失割合も最終的な賠償額に影響します。
つまり、最終合意とは「慰謝料だけを決める手続き」ではなく、生じた損害全体を整理して解決内容を確定させる手続きと考えるとわかりやすいです。
いつ交渉を始める?
人身事故の場合、一般的には治療が終了して損害額を整理できるようになってから交渉を進めます。
治療によって症状が改善し、治癒・治療終了となった場合は、その時点までの治療費、通院交通費、休業損害、慰謝料などを整理します。
一方、治療を続けても痛みやしびれなどが残り、医師から症状固定と判断された場合には、必要に応じて後遺障害等級認定を検討します。
後遺障害等級が認定された場合は、後遺障害慰謝料や逸失利益なども含めて損害額を整理したうえで交渉へ進む流れになります。
通院から合意までの流れ
- 発生・警察や保険会社へ連絡
負傷者の救護や警察への届け出を行い、保険会社へ連絡します。 - 整形外科などの医療機関を受診
痛みや違和感がある場所を医師へ伝え、必要な診察・検査を受けます。 - 治療・通院
症状の経過を確認しながら必要な治療を続けます。整骨院へ通院する場合も、整形外科で定期的に症状を確認してもらうことが大切です。 - 治癒・治療終了または症状固定
症状が改善して治療を終了するか、治療を続けても大きな改善が見込めない状態について医師と相談します。 - 症状が残った場合は後遺障害等級認定を検討
症状固定後も痛みやしびれなどが残った場合には、後遺障害等級認定を検討する場合があります。 - 損害額を整理
治療費、交通費、休業損害、慰謝料など、生じた損害を整理します。 - 交渉の実施
加害者側や保険会社から提示された内容を確認し、必要に応じて話し合います。 - 合意・完了
双方が内容を確認し、賠償金の支払いへ進みます。
直後から通院開始までの流れや、整形外科と整骨院の併院、保険会社への連絡については、総合案内をご覧ください。

治療中・症状固定前の手続きはなぜ慎重にすべき?
まだ治療中の段階では、お怪我による損害の全体像が確定していないことがあります。
たとえば、治療を続けている途中では、
- 最終的な治療費がまだ確定していない
- 通院期間が確定していない
- 入通院慰謝料の計算に必要な治療経過が確定していない
- 仕事を休む期間や休業損害が確定していない
- 症状が残るかどうか分からない
- 後遺障害等級認定を申請するかどうか決まっていない
といった状態だからです。
その段階で最終的な合意を成立させると、その後に発生した損害について追加で請求できるかどうかが問題になる場合があります。
そのため、「まだ痛い」「現在も通院している」「治療をいつ終了するか決まっていない」という場合は、書類へ署名する前に慎重に確認することが大切です。
治療期間の目安や「3か月で終了と言われた」「治療費の対応を終了すると言われた」といった場合については、治療期間・治療費打ち切りについて詳しくはこちらをご覧ください。

提示額を確認するときは「総額」だけを見ない
保険会社から金額を提示されたとき、「○○万円です」という総額だけを見て判断するのではなく、何の損害が、いくら計算されているのかを確認することが大切です。
たとえば、次のような項目を確認します。
- 治療費はいくら計上されているか
- 通院交通費が含まれているか
- 仕事を休んだ場合の休業損害が反映されているか
- 入通院慰謝料はいくらか
- 過失割合が何%になっているか
- 後遺障害がある場合、その補償が含まれているか
特に慰謝料については、自賠責基準、任意保険会社が用いる基準、弁護士基準など、算定の考え方によって金額が異なる場合があります。
慰謝料、自賠責保険の1日4,300円という基準、治療期間との関係、整骨院へ通院した場合の治療費について詳しく知りたい方は、治療費・慰謝料について詳しくはこちらをご覧ください。

手続き前に準備・確認しておきたい資料
内容を確認するためには、治療や損害が分かる資料を整理しておくことも大切です。
- 医師の診断書
- 診療明細書・領収書
- 通院日数や治療期間が分かる資料
- 通院交通費の記録・領収書
- 休業損害証明書など休業状況が分かる資料
- 事故証明書
- 症状や日常生活への影響を記録したメモ
- 後遺障害診断書など(必要な場合)
特に首の痛み、腰痛、頭痛、しびれなどは、「痛い」という言葉だけではなく、どのような動作で困っているのかを診察時に具体的に伝えておくことも大切です。
保険会社から話を勧められたらどうする?
保険会社から書類や金額の提示が届いても、その場ですぐに判断する必要はありません。
1.現在も治療中か確認する
まだ治療中で症状が残っている場合には、現在の状態や今後の治療についてまず主治医へ相談しましょう。
2.内訳を確認する
総額だけでなく、治療費、休業損害、慰謝料などがそれぞれどのように算定されているのか確認します。
3.過失割合を確認する
過失割合によって最終的な賠償額が変わることがあります。状況について認識が異なる場合は慎重に確認しましょう。
4.保険会社とのやり取りを残す
電話の場合は日時や担当者名、説明された内容をメモしておくと、あとから確認しやすくなります。
5.判断が難しい場合は弁護士へ相談する
金額が適切なのか、過失割合に問題がないか、後遺障害を含めて判断すべきかなど、法律上の判断については専門家に相談する方法があります。
当院では、必要な方に詳しい提携弁護士をご紹介できます。
症状が残っている場合は後遺障害も確認してから進める
治療を続けても、首の痛み、腰痛、しびれ、可動域の制限などが残る場合があります。
医師から症状固定と判断され、症状が残っている場合には、後遺障害等級認定を検討することがあります。
後遺障害等級が認定された場合には、入通院慰謝料とは別に、後遺障害慰謝料や逸失利益が損害として問題になる場合があります。
そのため、後遺障害等級認定を検討している段階であれば、認定結果を待たずに最終的な手続きを進めてよいのか慎重に確認する必要があります。
後遺障害について詳しく知りたい方は、後遺障害等級認定について詳しくはこちらをご覧ください。

解決成立後は原則として慎重な変更が必要になります
最終的な合意は、双方が内容に同意して成立するものです。
そのため、一度手続きが完了したあとで、「やはり金額が少なかった」「あとから症状が気になった」という理由だけで、簡単に内容をやり直せるとは限りません。
だからこそ、書類へ署名・押印する前には、治療が本当に終了しているのか、症状が残っていないか、必要な損害項目が含まれているかを確認することが大切です。
成立後の追加請求が可能かどうかは個別の事情によって法律上の判断が必要になるため、不安がある場合は弁護士へ相談してください。
話し合いがまとまらない場合はどうする?
保険会社と金額や過失割合などについて話し合っても合意できない場合、弁護士への相談のほか、裁判外紛争解決手続(ADR)を利用できる場合があります。
たとえば、公益財団法人 日弁連事故相談センターでは、損害賠償について弁護士による無料相談や、一定の条件のもとで解決のあっせんを行っています。
また、事故紛争処理センターなど、支援を行う機関もあります。
話し合いやADRでも解決できない場合には、訴訟などを検討するケースもあります。
弁護士費用特約が使えるか確認しましょう
ご自身やご家族の自動車保険などに弁護士費用特約が付いている場合があります。
弁護士費用特約を利用できる場合、法律相談や交渉の弁護士費用について、契約内容の範囲内で保険から補償されることがあります。
利用条件や補償上限は契約によって異なるため、加入している保険会社へ確認してください。
- 提示額が適切なのか分からない
- 過失割合に納得できない
- 治療費の対応終了について困っている
- 後遺障害申請について相談したい
- 保険会社とのやり取りを自分で行うのが不安
このような場合は、弁護士費用特約の有無を確認しておくとよいでしょう。
ポポの木整骨院では、必要な方に詳しい提携弁護士をご紹介できます。
当院の弁護士連携を含むサポートについては、ポポの木整骨院の総合ページをご覧ください。

合意成立後、賠償金はいつ支払われる?
内容について双方が合意すると、書類を取り交わし、その後、賠償金が指定した口座へ振り込まれる流れが一般的です。
支払いまでの期間は内容や保険会社、手続き状況によって異なります。実際の支払時期については担当する保険会社へ確認してください。
ポポの木整骨院でできるサポート
高座渋谷ポポの木整骨院では、お怪我のあとの首・腰などの症状について施術を行うだけでなく、患者さまから、
- 整形外科と整骨院は一緒に通えるのか
- 保険会社へ何を伝えればよいのか
- 治療期間はどのくらいなのか
- 慰謝料はどのような仕組みなのか
- 話を勧められたがどう考えればよいのか
といったご相談を受けることがあります。
当院では、通院の流れや、現在の症状・通院状況を整理するお手伝いをしています。
整形外科と整骨院の併院や、現在の通院先から転院したい方は、転院・整形外科との併院についてをご覧ください。

ただし、賠償額が適切かどうかの法律判断や、保険会社との交渉を代理して行うことは整骨院ではできません。法律上の判断が必要な場合には、専門家に相談することが大切です。
治療、整形外科との併院、転院、自賠責保険、慰謝料、治療期間、保険会社への対応など、全体の流れをまとめて確認したい方は、高座渋谷・大和市の相談・治療総合ページをご覧ください。

よくある質問
Q.まだ整骨院へ通っていますが話をまとめてもいいですか?
治療中の場合は、治療費、通院期間、慰謝料などの損害がまだ確定していない可能性があります。書類へ署名する前に、現在の治療状況を主治医へ確認し、判断が難しい場合は専門家へ相談してください。
Q.症状固定になったらすぐ手続きですか?
症状固定後も症状が残っている場合には、後遺障害等級認定を検討することがあります。後遺障害を申請する場合は、その結果を踏まえて損害額を整理してから交渉へ進むことがあります。
Q.保険会社から書類が届いたらすぐ返送する必要がありますか?
内容に疑問がある場合は、すぐに署名・返送せず、治療費、慰謝料、休業損害、過失割合などの内訳を確認しましょう。
Q.提示額が少ない気がする場合はどうすればいいですか?
どの基準で慰謝料が算定されているのか、休業損害や交通費など必要な損害が含まれているのかを確認します。金額の妥当性については法律上の判断になるため、詳しい専門家へ相談する方法があります。
Q.話し合いがまとまらない場合は裁判しかありませんか?
必ずしもすぐに裁判になるわけではありません。日弁連事故相談センターや紛争処理センターなど、裁判外で解決を支援する制度を利用できる場合があります。
まとめ|解決に向けた手続きは治療と損害額を整理してから慎重に進めましょう
この手続きは、単に「お金を受け取って終わり」というものではありません。
治療費、通院交通費、休業損害、慰謝料、過失割合、後遺障害が残った場合の補償など、生じた損害を整理して最終的な解決内容を決める重要なプロセスです。
特に、まだ治療中の場合は、治療費や通院期間、慰謝料などが最終的に確定していない可能性があります。
治療によって症状が改善した場合は治療終了後に損害額を整理し、症状固定後も痛みやしびれなどが残った場合には、必要に応じて後遺障害等級認定を検討してから進めることがあります。
保険会社から話を勧められた場合には、金額だけを見るのではなく、
- 治療は終了しているか
- 症状は残っていないか
- 治療費・休業損害・慰謝料など必要な項目が含まれているか
- 過失割合は適切か
- 後遺障害について確認する必要はないか
を確認してから進めることが大切です。
慰謝料・治療費については、治療費・慰謝料ページをご覧ください。

後遺障害については、後遺障害等級認定ページをご覧ください。

治療、整形外科との併院、転院、自賠責保険、慰謝料、治療期間などについて全体像を確認したい方は、高座渋谷・大和市の相談・治療総合ページをご覧ください。

※本ページは一般的な流れや注意点を解説するもので、個別の法律判断を行うものではありません。賠償金、過失割合、後遺障害、書類の内容などについて判断が必要な場合は、弁護士などの専門家へご相談ください。

