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肩こりを揉むと悪化する?危険を避けるための3つの重要なポイント
柔道整復師 按摩指圧マッサージ師 高座渋谷ポポの木整骨院院長:大岡 統
最終更新日:2024/09/09
本ブログは2024年9月9日に最新のものへ情報を更新いたしました。
【目次】
「肩こり、もう限界!整体に行ったのに、なんで治らないの?」
「揉めば揉むほど、痛みがひどくなる…」そんな風に悩んでいませんか?
肩こりを治したいけど中々時間がない
肩こりは、つらい頭痛や腰痛を引き起こすだけでなく、体の動きを制限し、日常生活にも大きな影響を与えます。
「もう整体は受けたくない…」と諦める前に、ちょっと待って!
もしかしたら、あなたの肩こり悪化の原因は、”揉みすぎ”にあるのかもしれません。
今回は、肩こりを揉むことで起こる問題、そして悪化させないためのポイントをわかりやすく解説します。
自分の体の状態を理解し、適切なケアをすることで、つらい肩こりを解消して快適なライフスタイルを取り戻しましょう!
肩こりを予防・改善するための具体的な対策
読者の皆様が肩こりを感じた際には、まずご自身の姿勢や日常の習慣を見直してみましょう。
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって首や肩に負担がかかっている場合は、こまめに休憩を取ることを心がけてください。
また、軽いストレッチを取り入れ、筋肉の緊張を解消することも効果的です。
さらに、症状が改善しない場合は、専門家に相談し、適切な治療やケアを受けることが重要です。
プロの手を借りることで、肩こりの根本的な原因に対処することができるでしょう。
肩こりを揉むと悪化する?|メカニズムとは
肩こりに悩んだとき、多くの人が真っ先に思いつく対処法が「揉む」ことではないでしょうか。
実際に肩を揉むことで、一時的に痛みが和らいだり、コリがほぐれたように感じたりすることもあります。
しかし、実は肩こりを揉むことが、症状を悪化させる可能性があるということを知っておく必要があります。
1. 強すぎる刺激は逆効果になることも
肩こりがひどいと、多くの人が「もっと強く揉めば効果がある」と考えがちです。
実際、痛みやこりを感じる部分を力いっぱい揉んだり押したりすると、一時的にスッキリした気分になるかもしれません。
- 強い力を加えると筋繊維が損傷する可能性がある
特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で硬直した筋肉に強い力を加えると、筋繊維が断裂してしまうことがあります。 - 筋肉は微細な繊維で構成されている
強い圧力を加えると、その繊維が損傷しやすく、炎症を引き起こす原因となります。 - 「マイクロトラウマ」が発生する
筋繊維の損傷を回復する際に「マイクロトラウマ」という状態が発生し、炎症が痛みを増す原因となります。 - 適切なケアが重要
筋肉に過度な負担をかけないよう、適切なマッサージやストレッチを行うことが推奨されます。 - 強い刺激による具体的な悪影響の例
- 肩こりがひどい人が強く揉み続けると、翌日に筋肉痛がひどくなり、動かせないほどの痛みを感じることがあります。
- 強い刺激を受けた筋肉が硬直し、肩や首がさらに固まってしまい、首を回すことが困難になることもあります。
- 肩の筋肉だけでなく、周囲の筋肉や神経にも影響を与え、腕や背中にも痛みが広がることがあります。
- 無理な力を避ける
筋肉が硬くなっている状態では、無理に力を加えることは避けましょう。自分で揉む際は、優しく、ゆっくりとした圧を心がけることが大切です。
このように、強く揉むと、一時的に楽になりますが、長期的には良くない影響がでるかもしれません。
2. 血流の停滞を招くリスク
肩こりの主な原因の一つとして、血行不良が挙げられます。筋肉が緊張している状態では、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が十分に筋肉に行き渡らなくなります。
その結果、老廃物が溜まり、筋肉がさらに硬くなる悪循環が生まれます。肩こりを解消するためには、筋肉への血流を促進することが非常に重要です。
しかし、強い力で肩を揉むと、筋肉を一時的に圧迫してしまい、血管も圧迫されるため、血流がさらに滞るリスクがあります。
血行が悪化すると、肩こりの症状は一時的に軽減するどころか、さらに悪化することがあるのです。
そのため、血行を促進するためには、適度なマッサージやストレッチ、温熱療法などが効果的です。
温めることで血管が広がり、血液の流れがスムーズになるので、肩こりの改善に繋がります。
3. 一時的な快感に頼らないことが大切
肩を揉むと、一時的に気持ちよさを感じることがあります。
この快感は、筋肉が揉まれることで一時的に血流が良くなったり、神経が刺激されたりするために感じるものです。
しかし、この効果は一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。
むしろ、揉みすぎることで筋肉が余計に緊張し、その結果、次第に肩こりが慢性化してしまう危険性があります。
4. マッサージはプロに任せる
肩こりのマッサージを行う場合は、自己流で強く揉むのではなく、できるだけプロの手に任せることが推奨されます。
ある女性は、自分で肩を強く揉んでしまい、かえって症状が悪化していました。しかし、専門のマッサージセラピストに相談したところ、適切な施術と肩こりの原因を根本から改善する指導を受け、数週間後には肩の痛みがほぼなくなりました。
別の例では、デスクワークが原因で慢性的な肩こりに悩んでいた男性が、プロのアドバイスに従って姿勢を改善し、ストレッチや軽い運動を取り入れることで、以前のような辛い肩こりを感じなくなりました。
専門のマッサージセラピストや理学療法士は、筋肉や骨格の構造を理解しており、適切な力加減や施術方法を用いて肩こりの症状を和らげることができます。
また、彼らは個々の状態に合わせて、より効果的なケア方法を提案してくれるでしょう。
肩こりの原因と対処法|揉む以外の改善方法とは?
肩こりは、多くの人が経験する不快な症状ですが、その原因は一つではありません。
肩こりを根本的に解消するためには、まずその原因を理解し、適切な対処法を選ぶことが重要です。
ここでは、肩こりの主な原因と、揉む以外の効果的な対処法について詳しく見ていきます。
1. 肩こりの主な原因とは?
肩こりは、日常生活の様々な要因から引き起こされます。
原因として
- 長時間のデスクワークやスマートフォンの使用
- 姿勢の悪さ
- ストレスや精神的緊張
等が挙げられます。
以下に肩こりの対策を表にします。
原因 | 対処法 |
---|---|
長時間のデスクワーク | こまめな休憩と姿勢の改善 |
姿勢の悪さ | ストレッチや運動で姿勢を整える |
ストレスや精神的な緊張 | リラクゼーションやリフレッシュの時間を持つ |
運動不足 | 軽い運動を日常的に取り入れる |
2. 揉む以外の対処法を知ろう
肩こりを解消するためには、筋肉の緊張を和らげ、血行を改善することが重要です。
揉む以外にも、効果的な対処法がいくつかありますので、日常生活に取り入れてみましょう。
・ストレッチ
肩や首の筋肉をストレッチすることで、筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を高めることができます。
特に、デスクワークの合間に簡単な肩甲骨回しや首のストレッチを行うと、筋肉がリラックスし、肩こりの予防・改善に役立ちます。
・温熱療法
肩を温めることで、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。
温かいタオルや温熱パッドを肩に当てる、あるいはお風呂にゆっくり浸かることで、筋肉がリラックスしやすくなります。
・適度な運動
肩こりの予防には、適度な運動が不可欠です。
特に、肩や背中の筋肉を鍛える運動や、全身の血行を良くする有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、ヨガなど)を取り入れると効果的です。
これにより、筋力が強化され、血行が改善し、肩こりが軽減されます。
・姿勢の改善
日常生活での姿勢を意識することも、肩こりの予防に繋がります。
デスクワークをする際は、椅子の高さを調整し、背筋を伸ばして肩をリラックスさせることを心がけましょう。
また、長時間同じ姿勢でいることを避け、こまめに体を動かすことも大切です。
3. 根本的な改善を目指して
肩こりは、単なる一時的な不快感ではなく、長期間放置すると慢性化することがあります。
日常的にストレッチや運動、姿勢の改善を心がけることで、肩こりの根本的な原因にアプローチし、再発を防ぐことができます。
また、症状がひどい場合や改善が見られない場合は、専門医や理学療法士に相談し、適切な治療を受けることも検討しましょう。
肩こりセルフケア|悪化を防ぐ重要な3つのポイント
肩こりを改善するためには、日常生活でのセルフケアが非常に重要です。
誤った方法で肩こりに対処すると、症状を悪化させてしまうことがあります。
ここでは、肩こりを悪化させないための効果的なセルフケアの3つのポイントを紹介します。
- 姿勢を意識する
- 適度な運動を取り入れる
- 温めて血行を促進する
が主なポイントになっています。
では詳しく解説していきます。
1. 姿勢を意識する
悪い姿勢は、肩こりを引き起こす主要な原因の一つです。
特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用中は、首や肩に過剰な負担がかかりがちです。
以下のポイントを意識して、正しい姿勢を保つよう心がけましょう。
・デスクワーク時の姿勢
デスクワークを行う際は、椅子に深く腰掛け、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。
モニターは目の高さに合わせ、首を前に突き出さないように注意します。
また、キーボードやマウスを使う際には、肘を直角に曲げ、肩をリラックスさせた状態を保つことが大切です。
・スマートフォン使用時の姿勢
スマートフォンを操作する際は、画面を目の高さに近づけ、首を下に傾けないようにしましょう。
長時間の使用は避け、適度に休憩を取ることで、首や肩への負担を軽減することができます。
2. 適度な運動を取り入れる
肩こりを防ぐためには、日常的に適度な運動を取り入れることが非常に効果的です。
運動は筋肉の緊張を和らげ、血行を促進することで、肩こりの予防と改善に役立ちます。
・ストレッチ
肩や首、背中のストレッチを行うことで、筋肉を柔軟に保ち、緊張を解消できます。
特に、デスクワークや長時間のスマートフォン使用後には、肩甲骨を動かすストレッチや首をゆっくりと回す運動を取り入れると効果的です。
・有酸素運動
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、全身の血行を促進し、肩こりの予防に効果があります。
また、ヨガやピラティスも、筋肉をリラックスさせるとともに、姿勢の改善に役立ちます。
3. 温めて血行を促進する
肩こりを悪化させないためには、肩周りの血行を良くすることが重要です。
温めるケアを取り入れることで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげることができます。
・温熱療法
肩こりがつらいと感じたときは、肩を温めることが効果的です。
温かいタオルやホットパックを肩に当てる、あるいは温かいお風呂にゆっくりと浸かることで、筋肉がリラックスし、血行が良くなります。
特に、入浴時には肩までしっかりとお湯に浸かり、体全体を温めると効果的です。
日常生活での温めケア
冬場や冷房の効いた環境では、肩が冷えやすくなります。
肩周りを冷やさないよう、適度に服を重ねたり、ストールやカーディガンを活用することも、肩こりの予防に繋がります。
また、就寝前に軽く肩を温めてから寝ると、翌朝の肩こりを防ぐことができます。
まとめ:肩こりを悪化させないための正しいケア方法
肩こりは、現代社会において多くの人が抱える悩みの一つです。
つらい肩こりを解消しようと、つい強く揉んでしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし、実はそれが逆効果となり、肩こりを悪化させている可能性があります。
この記事では、肩こりを揉むことのリスク、肩こりの原因とタイプ別の対処法、そして悪化させないためのセルフケアのポイントについて解説しました。
肩こりは放置せず、正しい知識と適切なケアで改善していくことが大切です。
揉む以外の効果的な方法として、ストレッチや運動、姿勢改善、温熱療法などがあります。
また、日常生活での改善ポイントとして、睡眠、入浴、食事にも気を配りましょう。
つらい肩こりにお悩みの方は、ぜひこの記事を参考に、ご自身の生活習慣を見直してみてください。
この記事が皆様のお役に立てるよう祈っております。