筋膜性腰痛
執筆者:院長 大岡 統
私は柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師の資格を保持しており、整骨・整体の分野での経験を長年にわたり積み重ねてきました。豊富な知識と確かな情報を基に全身のケアを行います。また、私は50代であり、趣味としては旅行を楽しんでいます。そして、私の信念として「心・技・体」を大切にしています。

- 朝、寝起きに腰がこわばって伸ばしにくい
- 長時間座っていると腰が重くなってくる
- 中腰や前かがみの作業で腰が張る
- 腰の同じ場所を押すと「こり」のような痛みがある
- マッサージ直後は楽だが、数日で戻ってしまう
- 病院では「骨に異常なし」と言われた
一つでも当てはまる方は、筋膜性腰痛の可能性があります。
※このページは「筋肉・筋膜のこわばり」に特化した内容です。急に「ギクッ」と痛めた場合はぎっくり腰のページ、脚のしびれ・痛みを伴う場合は坐骨神経痛や椎間板ヘルニアのページ、腰痛全体を整理したい方は腰痛のトップページをご覧ください。
筋膜性腰痛とは
筋膜性腰痛は、腰まわりの筋肉と、それを包む「筋膜(きんまく)」の緊張やこわばりによって起こる腰痛です。レントゲンやMRIには写りにくいため、画像検査で「異常なし」と言われても痛みが続く、というのがこのタイプの特徴です。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のように神経を圧迫して脚にしびれが出るものとは違い、痛みの中心は腰まわりにとどまり、「重だるい」「こわばる」「押すとこりがある」といった出方をします。
「筋膜」と「筋硬結」——このページで押さえたい2つの言葉
このタイプの腰痛を理解するうえで、2つの言葉だけ知っておくと役立ちます。
1.筋膜(きんまく)
筋膜は、筋肉を包んでいる薄い膜です。健康なときはこの膜どうしがなめらかに滑り合い、筋肉が自由に伸び縮みできます。ところが、同じ姿勢が長く続いたり動かさない時間が増えたりすると、膜どうしがくっついて「すべり」が悪くなります。すると、まるでセーターの一部が引きつれるように、腰の動きが制限され、こわばりや痛みにつながります。
2.筋硬結(きんこうけつ)
筋膜や筋肉の一部が、血行不良によって硬く縮こまったまま戻らなくなった「しこり」のような状態です。押すとズーンと響くような痛みが出るのが特徴で、いわゆる「腰のこり」の正体のひとつです。この筋硬結が「どこにあるか」を的確に見つけられるかどうかが、筋膜性腰痛を楽にしていくうえでの分かれ道になります。
腰を支える大きな筋膜「胸腰筋膜」
前かがみになった瞬間、腰に「ぴきっ」と走るあの痛み。その裏にいるのが、この膜かもしれません。
腰から背中を広く覆う「胸腰筋膜(きょうようきんまく)」は、前かがみのときに腰を守ってくれる「天然のコルセット」のような組織です。この膜には痛みを感じ取るセンサーが多いとされており、ここが硬くこわばっていると、前かがみでの腰の痛みに関わっている場合があります。
見落とされやすい、けれど大切な場所です。当院がお腹や全身のつながりまで丁寧にみるのは、こうした部分を置き去りにしないためです。
こうした「身体のつながり」から原因を探る当院の考え方については、腰痛のトップページで詳しくご紹介しています。
筋膜性腰痛が起こりやすい生活・動作
筋膜性腰痛は、特別なけががなくても、日常の積み重ねで起こります。とくに次のような場面で負担がたまりやすくなります。
- デスクワークなど、長時間座りっぱなしの姿勢
- 前かがみや中腰が多い仕事(調理、介護、農作業など)
- 育児や家事での抱っこ・前かがみの姿勢
- ゴルフやバレーボールなど、腰をひねる・反らすスポーツ
いずれも共通しているのは、「同じ方向の負担が、同じ場所にかかり続けている」という点です。筋肉が緊張し、血行が悪くなり、筋膜の滑りが落ちて、こわばりや筋硬結が生まれる——この流れが筋膜性腰痛の出発点になります。
なぜマッサージだけでは戻ってしまうのか
「揉んでもらうとその場は楽だけど、数日で戻る」——筋膜性腰痛でよく聞くお悩みです。
表面の筋肉をほぐすと、一時的に血行がよくなって軽く感じます。これは身体が反応している良いサインです。ただ、こわばりを生んでいる「筋硬結の場所」や「筋膜の滑りの悪さ」そのものが残っていると、また同じ状態に戻りやすくなります。
大切なのは、「痛い場所を揉む」のではなく、「どこの筋膜・筋硬結が、この腰のこわばりを生んでいるのか」を見きわめることです。
当院の筋膜性腰痛へのアプローチ

高座渋谷ポポの木整骨院では、筋膜性腰痛に対して、こわばりの「出発点」を確認するところから始めます。
まず、腰まわりを触れて筋硬結の位置を確認します。硬くなっている場所、押すと響く場所、左右差、深い層の緊張などを一つずつ確認し、「どこが痛みの発信源になっているのか」を整理します。
そのうえで、硬くなった筋肉・筋膜に対して、こわばりや癒着をやわらげる「筋膜リリース」を行います。当院の筋膜リリースは、押す・伸ばすだけでなく、圧を加えながら関節を動かして筋膜の滑りを引き出していくのが特徴です。腰だけでなく、お腹まわりや臀部、下半身のつながりまで含めて整えていきます。
➡施術の具体的な内容ややり方については「筋膜リリース(FRSテクニック)のページ」で詳しくご紹介しています。
また、筋膜性腰痛は「同じ姿勢・同じ動作の繰り返し」で戻りやすいため、施術で楽になったあとに、日常でこわばりをためない工夫(座り方、こまめに姿勢を変えるタイミング、簡単なストレッチなど)もあわせてお伝えします。
なお、腰まわりだけでなく身体全体のつながりから原因を探る当院の考え方や、AIを使った姿勢検査については、腰痛のトップページで詳しくご紹介しています。
放っておくとどうなるか
筋膜性腰痛は、命に関わるものではありません。ただ、こわばった状態を長く放置すると、かばう動きが増えて他の場所に負担が広がったり、急な動作でぎっくり腰につながったりすることがあります。
また、脚に痛みやしびれが広がってきた場合は、筋膜だけの問題ではなく、坐骨神経痛や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などが関係している可能性があります。その場合は、まず医療機関での確認をおすすめしています。「腰のこわばりだけ」のうちに整えておくことが、遠回りしないためのポイントです。
よくある質問
寝起きに腰がこわばるのですが、これも筋膜性腰痛ですか?
朝、動き出しに腰が固まって伸ばしにくいというのは、筋膜性腰痛でよくみられる出方のひとつです。夜間に動かない時間が続いて筋膜の滑りが落ち、動き出しで引っかかる感覚が出ます。まず腰のこわばりの場所と、どの動きで痛むかを確認します。
マッサージと何が違うのですか?
筋膜性腰痛では、「痛い場所」と「こわばりを生んでいる場所」が違うことが少なくありません。当院は、痛いところをただ揉むのではなく、原因となっている筋硬結や筋膜の滑りの悪さを確認したうえでアプローチする点が違います。
自分でストレッチしてもよいですか?
こわばりを和らげるのにストレッチは役立ちますが、やみくもに伸ばすと逆効果になることもあります。どの動きで痛むかを確認したうえで、あなたに合った方法をお伝えしますので、まずはご相談ください。
どのくらいで楽になりますか?
こわばりの強さ、続いている期間、生活習慣によって変わります。初回に状態を確認し、通院の見通しをご説明します。
高座渋谷ポポの木整骨院へのアクセス
当院は高座渋谷駅より徒歩3分!
お子様連れでも安心して的確な施術を受けて頂けるように環境整備、スタッフでの対応も行っております。
経験豊富な国家資格を持ったスタッフが担当します。
再発予防のメンテナンスも承ります。
大和駅より電車で当院まで10分。
相模原、厚木、藤沢の方面からもご来院されています。
ご予約はHP、もしくはお電話で直接いただいております。
土曜日、祝日も22時まで営業。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
TEL 046-267-1130