筋膜リリース(FRSテクニック)
執筆・監修:
高座渋谷ポポの木整骨院
院長 大岡 統
- 柔道整復師・あん摩マッサージ
指圧師 - この道20年以上
- とくに得意なのは、
腰痛・肩こりのケア - 長生学園
(あん摩マッサージ指圧師) - 長生医学会 会員
- 横浜医療専門学校
(柔道整復師) - 全国柔整鍼灸協会 会員
- 大和市生涯学習センター
ボランティア講師
筋膜リリースは当院の基本手技の一つです。筋膜リリースは、硬さ・張り・動きにくさをやわらげる手技です。
辛いところだけでなく、体を動かした時どこに負担がかかっているかを見ながら、楽に動ける状態をめざして施術しています。
本ページでは、高座渋谷ポポの木整骨院が、なぜ筋膜リリースを取り入れているのか、どのような流れで施術を行っているのか解説します。
- 慢性的な肩こり
- 辛い頭痛
- 病院で原因不明と言われ、なかなか良くならない腰痛
- 膝、股関節の痛み
筋膜リリースとは
筋膜リリースとは筋膜の滑走を円滑化させるための施術の総称
筋膜リリースとは、筋膜の滑走を円滑にし、身体の動きや状態を整える施術の総称です。
実は、あなたが想像する筋肉には薄い膜が張っています。
この膜が硬くなると、筋肉の動きも悪くなります。服を着たままプールに飛び込んだ様子を想像するとイメージしやすいかもしれません。
さらに、筋膜は筋肉を包むだけではありません。
骨や内臓ともつながる全身に張り巡らされた膜で、まさに全身に張り付いているような状態です。

本来は柔らかく伸縮性があるのですが、長時間の同じ姿勢や運動不足、疲労の蓄積によって筋膜が硬くなると、組織同士の滑りが悪くなり、コリや痛み、動きにくさの原因になります。
つまり筋膜リリースは、この硬さや癒着に対して圧や伸張を加え、筋膜の滑走性を回復させる施術と言えます。
私の経験では、身体の痛みを訴える患者さんの多くに、筋膜のこわばりが関わっている印象があります。
筋膜リリースのやり方は多岐にわたる
筋膜リリースという言葉の響きから、何か特別な施術に感じますよね?
フォームローラーを使ったり、最近では筋膜リリースガンというアイテムも浸透してきています。特別な技を使って、筋膜をピンポイントで狙い撃ちするようなイメージを持つ方も多いことでしょう。
ですが、実際は少し違います。
実は筋膜リリースはとても広い概念で、ストレッチや指圧なども、筋膜リリースの一種です。筋肉を伸ばすストレッチも、筋肉をめがけて指圧するのも、当然ながら筋膜に作用するからです。筋膜は筋肉の表層を包み込んでいる組織なので、それを別々にピンポイントで狙い撃ちすることはできません。
重要なのは、その前提をわかったうえで施術を提供しているかどうかです。
単に筋膜リリースと言っても、様々なやり方があるため、患者さんの状況にあったやり方を採用すべきです。当院では、体の状態に応じて複数の手法を組み合わせて筋膜リリースを行っています。
当院が筋膜リリースを取り入れている理由
当院が筋膜リリースを基本手技として取り入れている理由は、痛みの原因の多くが筋膜にあると考えているからです。
筋膜にも、痛みを感じ取る神経の受け手があることが分かっています。あなたが感じている痛みにも、筋膜が関わっている可能性があります。
また筋膜は全身につながっているため、一部の硬さが別の部位に負担をかけ、離れた場所に痛みを引き起こすこともあります。要するに、筋膜が症状を発することもあれば、筋膜が症状の原因になっていることもあるということです。
そのため当院では、多くの方に筋膜リリースを行っています。
※検査の結果によっては、筋膜リリースを行わないこともあります。結局のところ、その患者さんの状況に合うか合わないかが重要だということです。
筋膜リリースで目指すこと
筋膜は全身につながっているため、筋膜リリースは施術した場所以外の動きにも関わります。
さっそくですが以下の写真をご覧ください。患者さんの姿勢検査の画像です。

前面の筋肉や筋膜が固まったことで、首肩が前に引っ張られてしまっています。重心が前に出ているのがわかりますよね?その結果、背中に張りやコリができやすくなった例です。
こうしたケースでは、前面の筋膜をゆるめることを重視します。写真の右側は筋膜リリース後です。重心が変化しているのが伝わるかと思います。※変化には個人差があります。
筋膜リリースで目指すことは次の3つです。
⑴ 痛みをやわらげる
まずは痛みです。
筋膜が硬くなると、組織同士の滑りが悪くなり、引っ張り合いによる刺激が痛みとして現れます。筋膜リリースによってこの癒着や緊張をゆるめることで、余計なストレスが減り、肩こりや腰痛などの慢性的な痛みの軽減を目指します。施術の直後に痛みがやわらいだと感じる方もいます。
⑵ 姿勢を整える
次に姿勢です。
筋膜は全身につながっているため、一部の硬さが身体全体のバランスを崩します。特に前面の筋膜が硬くなると、首や肩が前に引っ張られ、猫背のような姿勢になりやすくなります。
筋膜リリースで前後のバランスを整え、無理のない姿勢を保ちやすくすることを目指します。
⑶ 動きやすくする
最後は動きです。
筋膜の滑走性が改善されると、筋肉や関節がスムーズに動くようになります。その結果、可動域が広がり、「体が軽い」「動かしやすい」といった変化を実感しやすくなります。日常動作だけでなくスポーツの動きにも関わるので、痛みがなくても「動きにくい」と感じている方には筋膜リリースがおすすめです。
当院が行う筋膜リリースのやり方
当院の筋膜リリースは、「指圧・ストレッチ・関節運動」の3つを組み合わせて行うのが特徴です。
単に押す、単に伸ばすのではなく、「圧を加えながら関節を動かす」「伸ばした状態でさらに動きを加える」といった、複合的なアプローチを行います。
これは当院が臨床の中で工夫してきたやり方です。
指圧やストレッチによる筋膜リリース
指圧とストレッチによる筋膜リリースが、広く一般的なやり方です。
張りやコリのある部分に持続的な圧を加えたり、ゆっくりとストレッチをかけたりして、筋膜の緊張や癒着をゆるめていく方法です。
当院でもこのような手法は用いますし、筋膜リリースの基本となる重要なアプローチです。しかし、これまでの臨床経験から、指圧やストレッチに「関節運動」を組み合わせることで、より高い効果が得られると考えています。
それが、次にご紹介する方法です。
関節運動を加えた筋膜リリース
当院が行うのは、指圧やストレッチに関節運動を加えた筋膜リリースです。
圧の方向や深さを細かく調整しながら筋膜へアプローチし、同時に関節運動を加えることで、筋膜の滑りを引き出していきます。
例えば、お腹の筋膜に対しては腰の伸展や回旋を組み合わせ、前腕に対しては肘や手関節の屈曲・伸展・回旋を加えるなどのやり方です。
これを効果的にやるためには、解剖学や運動学といった基礎知識が必要なのは当然ながら、現場での経験が何よりも必要です。ちょっとした関節運動の違いで、効果が大きく変わるからです。
この方法の良いところは、筋膜に対して立体的かつ動的にアプローチできる点です。施術の前後で、動きの変化をその場で一緒に確かめられます。

当院が行う筋膜リリースのやり方(具体例)
当院の筋膜リリースは、身体の状況に合わせてやり方を変えます。
ここでは当院でも特に多い症状、肩の不調と腰の不調の2パターンを紹介します。
肩の不調を訴える患者さん向けの筋膜リリース
一方の手で肩や首の張りを軽く圧迫しながら、もう片方の手で首や頭を動かしたり、腕を上げたり回したりしながら、どの動きで制限がかかっているかを確認します。
その中で伸ばしたり縮めたりしながら、滑らかに動く状態を目指していきます。
さらに、鎖骨周り、脇、お腹周りなども施術します。その結果、首、肩、背中周りの痛みが楽になったというお声をよく頂きます。
腰の不調を訴える患者さん向けの筋膜リリース
腰だけでなく、腹部や臀部、下半身まわりの筋膜を整えていきます。
こうした全身へのアプローチを受けることで、相乗効果を感じられて、
「身体が繋がっているんだ」と実感される方が少なくありません。
【大和市・高座渋谷周辺の方へ】筋膜リリースを受けたい方は高座渋谷ポポの木整骨院へお越しください。

もしあなたが、大和市や高座渋谷周辺にお住まいでしたら、高座渋谷ポポの木整骨院の筋膜リリースをお試しください。肩こりや腰痛のほかにも、さまざまな体の不調についてご相談いただけます。
施術中は、張っているところがじんわりゆるむ感じや、引っかかりが減っていく感じを話される方がいます。
患者さんからは、次のような声をいただいています。※個人の感想であり、変化には個人差があります。
- 体がフワフワになって、子供と遊べるようになった。
- 腕が上げやすく、洋服を着るのが楽になった。
- 呼吸がしやすくなって、夜も良く寝れるようになった。
- 動きが軽やかになって、買い物を楽しめるようになった。

大和市で筋膜リリースを受けたい方は、ぜひ高座渋谷ポポの木整骨院へご相談ください。
関連リンク
筋膜リリースをよく用いる症状は以下です。
筋膜だけでなく、関節や身体の動きまで含めて施術する場合は、深部整体について詳しく見るをご覧ください。