坐骨神経痛や足のしびれは危険?|病院と整骨院の違い

腰痛と足の痺れの原因、そしてその解決方法とは 腰痛・背中の痛み
この記事を書いた人
高座渋谷ポポの木整骨院院長

資格:柔道整復師・あんまマッサージ指圧師
その他専門技術習得:タイマッサージ、深部整体 上級
私は院長の大岡統です。当院では、皆様が快適で充実した毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせて頂いています。

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坐骨神経痛で病院への相談を考えている方へ

坐骨神経痛や足のしびれで、どこに相談すればよいか迷っている方へ

この記事では、坐骨神経痛や足のしびれの一般的な原因と、整形外科・整骨院で行われる治療や施術、受診先の選び方をまとめています。原因には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがあり、医療機関では診断に応じた薬物療法やリハビリテーションなど、整骨院では身体の状態に応じた手技や運動指導などが行われます。

坐骨神経痛の原因と、ポポの木整骨院の施術方法について詳しく知りたい方は、坐骨神経痛の原因・当院の施術方法をご覧ください。

坐骨神経痛の原因とポポの木整骨院の施術方法はこちら

腰痛の危険な兆候(レッドフラッグ)と医療トリアージ基準

腰痛や足のしびれは、症状の出方によって確認したいことが異なります。まず危険なサインがないか確認し、そのうえでご自身の症状に近い項目を見てください。下の表は診断ではなく、受診先や関連ページを選ぶための目安です。

読者の症状チェック 考えられる状態 次に確認する先
□ 尿が出にくい・尿や便をコントロールできない、股の周囲の感覚がおかしい、急に脚に力が入らない 馬尾症候群など、緊急の評価が必要な状態 整体ではなく、今すぐ救急外来などの医療機関へ。症状が強い場合は救急車を呼んでください。
□ 腰痛に高熱や強い寒気を伴う 感染症などの可能性 整体より先に速やかに医療機関へ。重い全身症状がある場合は救急受診を検討してください。
□ 靴下を履くなど、前かがみになると腰から脚に強い痛みが走る 椎間板ヘルニアなど 椎間板ヘルニアの症状と原因を見る
□ 少し歩くと脚がしびれ、座ったり前かがみで休んだりすると再び歩ける 脊柱管狭窄症(間欠跛行)など 脊柱管狭窄症の症状と原因を見る
□ 長く座っていると、お尻の奥が痛くなる 梨状筋症候群など 梨状筋症候群の症状と原因を見る
□ 今朝、急に腰が痛くなり、動くのがつらい ぎっくり腰(急性腰痛)など ぎっくり腰の症状と対処法を見る

※当てはまる症状があっても、その病気と決まるわけではありません。複数の原因が重なることもあります。強い痛み・しびれが続く場合や悪化している場合は、専用ページを見るだけで済ませず、整形外科で相談してください。上の危険サインに当てはまる場合は、ほかの項目よりも受診を優先してください。

危険なサインが、なぜ急ぎの受診を要するのか

上の表にある危険なサインについて、急いで受診する必要がある理由を簡単に説明します。

  • 馬尾症候群:腰の神経の束(馬尾)が圧迫され、排尿・排便の異常、会陰部の感覚異常、脚の脱力などが起こることがあります。これらはすべて揃うとは限りません。疑われる症状があれば直ちに救急医療機関を受診してください。
  • 脊椎の感染症:背骨やその周囲に感染が起こることがあります。腰痛に発熱や強い寒気が伴う場合は、速やかに医療機関で確認が必要です。
  • 悪性腫瘍の転移など:がんの既往があり、これまでと違う腰背部痛が続く場合や、原因不明の体重減少などがある場合は医療機関へ相談してください。夜間痛だけで原因を判断することはできません。
  • 腹部大動脈瘤:突然の激しい腹痛・腰痛・背部痛に、冷や汗、失神しそうな感じなどを伴う場合は、大動脈の緊急疾患の可能性があります。すぐに救急車を呼んでください。
  • 圧迫骨折:骨粗しょう症のある方や高齢の方では、軽い動作をきっかけに背骨が骨折することがあります。急な強い腰背部痛は整形外科で診察を受けてください。

腰や背骨に関する病気については、日本整形外科学会の一般向け疾患情報も参考になります。

腰痛と一緒に足のしびれがあると、「坐骨神経痛なのかな」「椎間板ヘルニアかもしれない」「脊柱管狭窄症だったらどうしよう」と、不安になりますよね。

ただ、最初にお伝えしておきたいことがあります。足がしびれているからといって、原因を一つに決めつけることはできません。たとえMRIで椎間板ヘルニアが見つかっていても、それが今のしびれの原因だと言い切れるとは限らないのです。だからこそ、画像の結果だけで落ち込みすぎる必要はありません。

腰痛と足のしびれ・坐骨神経痛の痛みの広がり

では、自分の症状がどのタイプに近いのか。ご自身で見当をつけるための手がかりを、一緒に整理していきましょう。次のような点を思い浮かべてみてください。

どんな動きで症状が出るか。前に曲げると悪化するか、腰を反らすと悪化するか。咳やくしゃみで脚まで響くか。長時間座っているとつらくなるか。歩くとしびれが強くなるか。どのくらい歩くと休みたくなるか。これらは、原因を見分けるうえでとても大事なヒントになります。読み進めながら、ご自分はどれに当てはまるか、チェックしてみてください。

急な腰とお尻の痛みで、歩けなくなった50代の方のご相談

50代の方から、急に腰が痛くなり、その後お尻にも痛みが出て、歩けなくなったというご相談がありました。このとき私は、お話や身体の状態だけで原因をはっきり決めることはできないと考え、病院で診察を受け、MRIなどの検査が必要かも含めて確認していただくようお伝えしました。

また、その方は血液をサラサラにするお薬を飲まれていました。お薬が原因だと判断したわけではありませんが、服用しているお薬と今回の症状に関係がないか、その点も病院で確認してくださいとお話ししました。

そのうえで、当院で行う施術についてもご説明しました。TORI Methodの考え方に沿って身体の状態を確認し、深部整体などで筋肉や関節、骨盤まわりを整え、回復を支えられる状態を目指していく、という方針です。ここでご紹介しているのは、ご相談時にお伝えした内容です。

詳しい考え方は、TORI Methodと当院の整体についてをご覧ください。施術の内容は、深部整体のページでもご紹介しています。

坐骨神経痛や足のしびれは何科?整形外科と整骨院の役割

原因の診断や検査は整形外科へ

腰やお尻から足にかけて痛みやしびれがある場合は、まず整形外科で相談してください。医師が症状や身体の状態を確認し、必要に応じてレントゲンやMRIなどの検査を行います。薬の処方、注射、リハビリテーションなども、診断や症状に応じて検討されます。

整骨院では一般的にどのような施術をするのか

整骨院では一般的に、身体の状態に応じた手技や運動指導、電気・温熱などの物理療法が行われます。取り扱う施術や機器は院によって異なります。整骨院では画像検査や薬の処方は行わないため、医療機関での診断・治療とは役割が異なります。

施術を相談するときは、病院で伝えられた診断や検査結果、服用中のお薬、つらくなる動作をお知らせください。急に症状が変わった場合や、原因が確認できていない場合は、施術を進める前に医療機関での確認が必要になることもあります。

当院の具体的な施術内容については、坐骨神経痛に対する当院の施術・料金のご案内をご覧ください。

検査やMRIの結果は、実際の症状と合わせて確認

病院や整骨院で、SLR(下肢伸展挙上テスト。あお向けで脚をまっすぐ伸ばしたまま持ち上げる検査)という検査を受けることがあります。ただ、この検査だけで「坐骨神経痛」「ヘルニア」と確定するわけではありません。年齢、症状の出方、歩行での変化、前屈・後屈、いつどう始まったか、仕事の内容など、いくつもの情報を組み合わせて初めて見えてくるものです。

MRIも同じです。「椎間板ヘルニアがあります」と言われると不安になりますが、画像にヘルニアが写っていても、それが今のしびれと一致しているかは別の話です。どこがしびれるのか、どんな動作で悪化するのか、歩行や座位で変化するか、力が入りにくくなっていないか。こうした「自分の体で実際に起きていること」と合わせて考えることが大切です。画像の結果だけで、必要以上に怖がらないでくださいね。

足のしびれは坐骨神経痛?原因を詳しく知りたい方へ

坐骨神経痛は病名ではなく、腰やお尻から脚にかけて出る痛みやしびれなどの症状を表す言葉です。足のしびれだけで原因を決めることはできません。

原因の詳しい説明は、坐骨神経痛の症状ページ「原因とタイプ別の特徴」にまとめています。病院で病名を伝えられた方は、次の関連ページもご覧ください。

腰椎椎間板ヘルニアで神経が圧迫されるイラスト

椎間板ヘルニアについて

腰部脊柱管狭窄症で神経の通り道が狭くなるイラスト

脊柱管狭窄症について/梨状筋症候群について

歩くとつらい・座るとしびれる|受診前に整理したい症状の特徴

「しびれる」という言葉でも、ピリピリする、触れた感覚が鈍い、足に力が入りにくいなど、感じ方は人によって違います。お尻から太もも、ふくらはぎ、足先のどこに出るか、片脚か両脚か、いつから続いているかも、受診時に伝えてください。

痛みとしびれが同時にあるのか、しびれだけが残っているのかも確認したい点です。症状の強さだけでなく、歩ける距離が短くなった、座っていられる時間が減った、といった生活の変化も一緒に伝えると、困っている状態が伝わりやすくなります。

「ヘルニア」「坐骨神経痛」と早々に決めつけず、症状の出方を一つずつ確認していくと、自分のタイプが見えてきます。次の4つを、ご自分に当てはめてみてください。

歩くと悪化するか。歩いているうちに脚がしびれて、休むとまた歩けるなら、脊柱管狭窄症の特徴に近いと考えられます。

座っていると悪化するか。長く座っているとしびれが強くなるなら、椎間板や腰、お尻まわりへの負担が関係しているかもしれません。長時間座りっぱなしのお仕事(運転職など)の方は、特にここに注目してみてください。

前屈と後屈でどう変わるか。前に曲げたときに脚へ響くのか、反対に腰を反らしたときに脚の症状が強くなるのか。この違いは、原因を考えるうえで大きな手がかりになります。

咳やくしゃみで響くか。咳やくしゃみをしたときに腰から脚へ痛みが響くなら、椎間板や神経への刺激を考える材料になります。

どんな働き方をしているかも、意外と重要です。同じ「足のしびれ」でも、普段どんな姿勢や動作をくり返しているかで、負担のかかり方は変わってきます。建築関係、重量物を扱う仕事、長距離の運転など、思い当たる方は、その点も合わせて振り返ってみてください。

「歩くと脚がしびれて休むと歩ける」間欠跛行の2つのタイプ

少し歩くと脚が痛んだりしびれたりして立ち止まり、休むとまた歩ける——この症状を間欠跛行(かんけつはこう)といいます。間欠跛行には「神経性」と「血管性」があり、相談先が異なります。

神経性(腰部脊柱管狭窄症など)
背骨の中で神経の通り道が狭くなり、歩行中に脚の痛みやしびれが出ます。前かがみになる、座る、自転車をこぐなど、背中を丸める姿勢で楽になりやすいのが特徴です。相談先は整形外科です。

血管性(末梢動脈疾患など)
脚へ血液を送る動脈が狭くなり、歩行中に必要な血流が不足して痛みが出ます。姿勢に関係なく、立ち止まって休むことで症状が和らぐ傾向があります。足先の冷えや足の脈が触れにくい場合もあります。相談先は循環器内科や血管外科です。

前かがみで楽になるかどうかは見分ける手がかりですが、両方が重なることもあり、これだけで判断はできません。歩ける距離が短くなってきた場合は医療機関で相談してください。脚が突然強く痛み、冷たくなったり色が変わったりした場合は、急いで救急受診してください。

このしびれ、病院に行ったほうがいい?

痛みやしびれが続く・悪化する・生活に支障があるとき

自己流のケアを続けても改善しない、症状が強くなっている、仕事や睡眠など日常生活に支障が出ている場合は、医療機関で相談してください。決まった日数まで我慢する必要はありません。

緊急のサインがあるときは、様子を見ずにすぐ受診を

排尿・排便の異常、会陰部の感覚異常、急な脚の脱力、突然の激しい腰背部痛などは、緊急の診察が必要な場合があります。こうした症状があるときは、冒頭のチェック表を読むために受診を遅らせず、直ちに救急医療機関に相談してください。

坐骨神経痛の相談と日常生活のケア

座り方・寝方・避けたい動作を知りたい方へ

日常生活での具体的な工夫は、困っている場面に合わせて次の記事をご覧ください。

まとめ|症状の特徴を整理し、受診先を選ぶ

腰痛と足のしびれがあるとき、坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、いくつかの状態が関係していることがあります。でも、症状名やMRIの結果だけで原因を決めてしまうのではなく、年齢、前屈・後屈、歩行、座位、咳・くしゃみ、いつどう始まったか、仕事の内容などを、総合して見ていくことが大事です。

まずは、この記事で挙げたチェックポイントに、ご自分を当てはめてみてください。歩くとつらいのか、座るとつらいのか、前屈か後屈か。それが見えてくると、自分の状態が少し整理できるはずです。そのうえで、不安が残るとき、症状が強いときは、早めに医療機関で確認しましょう。

腰痛全体の原因や当院の施術方針は、腰痛の症状ページでまとめています。

高座渋谷ポポの木整骨院でも、腰や脚の状態だけでなく、普段のお仕事や生活でどんな負担がかかっているかを伺いながら、お体の状態を一緒に見ていきます。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。


画像出典:Wikimedia Commons。腰痛・坐骨神経痛図 Harrygouvas(CC BY-SA 3.0)、椎間板ヘルニア図・脊柱管狭窄症図 InjuryMap(CC BY-SA 4.0)。

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