「五十肩は全身で治す!「運動連鎖」を考慮した根本改善アプローチ」
肩だけじゃない!全身の“運動連鎖”に注目
「五十肩の痛みがなかなか治らない…」「リハビリしても可動域が広がらない…」
そんなお悩みをお持ちの方へ。
五十肩と聞くと、肩だけの問題だと思っている人がたくさんいますが
実は五十肩(肩関節周囲炎)の改善には、肩そのものだけでなく“全身のバランス”を見ることが大切だとご存じでしたか?
ここでは、運動連鎖を含めた改善方法を解説していきます。
肩に違和感があると、どうしても肩関節やその周囲の筋肉ばかりを気にしがちですが、実際には「姿勢の崩れ」や「股関節や体幹の不安定さ」、「足首の柔軟性低下」などが複雑に絡み合って、肩に痛みが生じているケースが多いのです。
この“全身の連動性”に着目したのが、運動連鎖(うんどうれんさ)という考え方です。
五十肩に影響する運動連鎖の例
五十肩に関与する主な関連筋
肩に関しては、肩甲上腕リズムというものがあり、肩を上げる時の上腕骨と肩甲骨の運動比率を言います。
これは腕を45度以上挙げる際に、上腕骨と肩甲骨が2:1の割合で動きます。
五十肩の人は、肩甲上腕リズムが崩れているので、その動きを取り戻すように肩や肩甲骨まわりの筋肉を緩めていきます。
つまり、肩が痛くなる根本原因は「肩関節の中」だけでなく、「体幹・下半身の機能低下や歪み」にあることも珍しくありません。
実際に背骨や骨盤周りが原因で肩の痛みが出ている方もいました!
実際の例
50代女性/デスクワーカー
肩が上がらず来院。肩甲骨の動きが硬く、胸椎の伸展制限と骨盤の後傾が確認された。
→施術:肩甲骨はがし+胸椎モビリゼーション+股関節ストレッチ+EMS腹部
→1ヶ月で肩の可動域が改善。再発予防のため体幹トレーニングを指導中。
五十肩改善のために全身で取り組むポイント
おすすめの運動療法とセルフケア
種類 | 内容 |
コッドマン体操 | 腕をぶらぶら振る運動。無理なく可動域を広げたい時に。 |
肩周囲のストレッチ | 肩甲骨周りや大胸筋を中心に柔軟性UP。 |
体幹トレーニング | プランクやドローインなどで腹部と背部を安定化。 |
温熱/冷却療法 | 炎症期は冷却、慢性期は温熱で血流促進&筋緊張緩和。 |
物理療法 | 超音波や低周波など、痛みを和らげて回復を促す。 |
装具療法 | サポーターなどで肩の負担を軽減する方法も有効。 |
●注意:自己判断でのストレッチや筋トレはNG!
「無理にストレッチしたら悪化した…」
「痛みが強いのに我慢して動かしていたら夜も眠れなくなった…」
こんなケースも少なくありません。
**五十肩の状態(炎症期・拘縮期・回復期)**に応じて、やるべき運動や注意点がまったく異なります。
まとめ|五十肩は“肩だけ”でなく“全身”を見直そう!
五十肩の痛みを根本から改善したいなら、
「肩を揉む」だけでは不十分です。
全身の筋肉・関節・姿勢・動作のクセまで見てくれる専門家の評価を受けることが、早期改善の近道。
五十肩にお悩みの方は、ぜひ全身をトータルで整える施術・運動指導を行っている
ポポノキ整骨院までお越しください。

執筆者:柔道整復師・按摩マッサージ指圧師 院長 大岡 統
当院では完全予約制を取り、お一人お一人様と向き合いしっかりと耳を傾け、施術を通して、「来て良かった」と言っていただけるように全力でサポートさせていただきます。
私は痛みを取り除くだけではなく、ビジョンがあります。
その先にある患者様の未来が幸せで豊かなものであるように小さな街「高座渋谷」にある小さな整骨院「ポポの木」が皆様の大きな幹となって「皆様の健康と豊かな生活」をお守りさせて頂く事で社会に貢献していく事を使命と考えているからです。