スタッフブログ
大和市の女性必見!腰痛と生理痛の関係とは?
柔道整復師 按摩指圧マッサージ師 高座渋谷ポポの木整骨院院長:大岡 統
最終更新日:2024/08/11
【目次】
大和市の皆さま、こんにちは!高座渋谷ポポの木整骨院です。
本日のテーマは「生理痛と腰痛の関係」です。
女性の皆さまのお悩みで切っても切り離せない存在ですよね。
人によっては仕事や私生活に支障をきたしてしまうことも少なくはありません。
本ブログではまず、生理痛とは。そして腰痛との関係性や対処法、セルフケア方法に関しても解説していきます。
生理痛と腰痛に関する基本情報
まず基本的な「生理痛」「腰痛」に関しての知識を持っておきましょう。
生理痛とは?
生理痛とは月経周期に伴って現れる痛みや不快感のことです。痛みだけのことを指すのかと思いきやそうではないんですね。多くの女性が経験するもので、特に生理初日から2日目にかけて痛みが強くなることが多い傾向にあります。
症状として
・吐き気
・頭痛
・食欲低下
・疲労、脱力感
など多種多様な症状がみられることで知られています。
腰痛とは?
腰痛は腰部に痛みを感じる状態を指します。生理痛同様、痛みだけではなく不快感のことも腰痛と呼びます。
特に生理前や生理中に腰痛を感じることが多いです。腰痛はさまざまな原因で引き起こされますが原因に関してはまた後程解説していきます。
症状は痛みだけではなく
・脚の重怠さ、疲れやすさ
・しびれ
など症状の重たさや種類により異なった症状を併発することでも知られています。
生理痛と腰痛の原因
腰痛と生理痛に関して説明していきました。意外と知らない情報もあったのではないでしょうか。
では実際に生理痛と腰痛にはどのような関係があるのでしょうか?
生理痛と腰痛の原因には大きく4つの原因が考えられています。
プロスタグランジンの影響
プロスタグランジンという物質を耳にしたことはあるでしょうか?これは生理中に子宮内膜から分泌される化学物質です。機能としては子宮収縮と血管収縮を引き起こすことで知られています。このプロスタグランジンが過剰に生成されると生理痛の原因となり腰痛を伴うことがあります。生理前や生理中に腰痛を感じる女性が多いのはこのプロスタグランジンの作用によるものなのです。また、血管が収縮することで血流が悪化してしまい腰痛が激しくなることもあります。
ホルモンバランスの変動
生理周期に伴う女性ホルモンのバランスの変動も腰痛の原因の一つです。特にエストロゲンとプロゲステロンというホルモンのレベルの変化が、筋肉や関節に影響を与えることがあります。ホルモンバランスが崩れると、腰周りの筋肉が緊張しやすくなり、腰痛や坐骨神経痛といった症状が現れることがあります。ホルモンの変動は生理痛の一部であるため、月経前症候群(PMS)や更年期にもこのような腰痛が出やすくなります。
子宮内膜症などの疾患
子宮内膜症などの婦人科の病気も生理痛と腰痛の原因となることがあります。子宮内膜症は子宮内膜組織が子宮外に広がる病気で、強い生理痛や月経の量が多くなることが特徴です。この疾患により子宮や周囲の組織に炎症を引き起こし、腰痛やその他の痛みが生じることがあります。さらに、骨盤内に形成される癒着や腫瘍も腰痛を引き起こす原因となる場合がありますので、症状がひどい場合には病院や接骨院に相談することが必要です。
骨盤の影響
骨盤の位置や状態も生理痛による腰痛に大きく影響します。骨盤が歪んだり、開きすぎたりすると、腰周りの筋肉や靭帯に負担がかかり、腰痛が引き起こされることがあります。特に生理時には骨盤が開放されるため、これが腰痛の原因となることが多いです。整体や接骨院で骨盤矯正を行うことで、腰痛の改善が期待できます。また、エクササイズやストレッチ、マッサージを行い、骨盤のバランスを整えることも重要です。
生理痛と腰痛の症状を和らげる方法
「痛みがひどくて起き上がれない」「仕事に支障が出てしまう」
そんな女性も少なくはありません。実際に当院へお越しのお客様にもそんなお悩みを抱え相談してくださった方もいらっしゃいます。痛みが強いと私生活にも支障をきたしてしまってつらいですよね。
症状を緩和するにはいくつかの方法がありますが今回は3つご紹介します。
セルフケアの方法
生理痛や腰痛の症状を緩和するためにはまずセルフケアが大切です。腰痛を和らげるためには生理前や生理中に体を温めることが重要です。生理前や生理中はプロスタグランジンの働きが強まるタイミングなので温めることで血流や筋肉の緊張を和らげるサポートをしてくれます。お風呂に入ったり腰にホットパックを当てたりして血流を良く保ちましょう。また、適度な運動やストレッチを行うことも効果的です。ヨガや骨盤を開放するエクササイズを取り入れることで、腰の筋肉をほぐし、血流を良くすることができます。
医師に相談する方法
どうしても生理痛や腰痛が強くなる場合やセルフケアでは改善が見られない場合は早めに医師に相談することが大切です。
病院や接骨院などで専門的な診断を受け、適切な治療を受けることで症状の悪化を防ぐことができます。
特に子宮内膜症や椎間板ヘルニアなどの病気が原因である可能性もあるため早め早めの対応が必要です。
痛みが強い場合は無理をせずゆっくり休みましょう。
薬物療法の選択
痛み止めや鎮痛剤を使用することで痛みの軽減をするのも一つの方法です。医師と相談して、自分に合った薬を選ぶことが重要です。特に市販薬では症状が中々改善しない場合や、副作用が気になる場合は医師に処方薬を相談することが良いです。ホルモンバランスの変動に対応するため、ピルの使用を検討する場合もあります。
薬物療法と組み合わせてリラックスする時間を持ち、ストレスを軽減しより効果的に症状を緩和することができます。
日常生活での予防方法
対処法をご紹介していきましたがまず痛みは感じないようにしておきたいですよね。
ではそもそも腰痛を引き起こさないようにするためにはどのような方法があるのでしょうか?
予防法はいくつかありますがその中でも大切なものを3つご紹介します。
運動とストレッチ
まず腰痛や生理痛を予防するためには運動とストレッチが重要です。
特に骨盤周りの筋肉を強化するエクササイズを行いましょう。骨盤の歪みも調整してあげるとよりストレッチでの効果が高まってくれます。ヨガやピラティスなどの一度の負荷があまり大きくない運動をするとプロスタグランジンの影響が抑えられます。デスクワークが多い方も定期的に立ち上がってストレッチを行うなどして腰への負担を軽減するよう心掛けましょう。
食生活の改善
意外と知られていませんが食生活も腰痛や生理痛の予防に影響を与えます。不規則な時間帯での食事、栄養バランスの偏った食事は女性ホルモンのバランスを崩し症状を悪化させてしまう要因になります。食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富な食品を積極的に摂取するととても効果的です。適度な水分補給を心掛けましょう。特にカルシウムやマグネシウムを含む食品は筋肉の緊張を和らげる効果があるので効果的です。
ストレスの管理
ストレスも生理痛や腰痛の原因となることが多い要素の一つです。ストレスを感じると生理不順や月経前症候群(PMS)が悪化しやすく腰痛を悪化させる要因となります。リラックスする時間を持つことや深呼吸や瞑想などのリラクゼーション法を取り入れることが重要です。定期的に趣味や楽しみを見つけ、自分自身をリフレッシュさせることも大切です。
よくある質問
ではここまでお話してきましたが改めて内容をQ&A形式でまとめていきましょう。
Q1.生理痛と腰痛の関係性について
まず生理痛と腰痛の関係性についてお話していきました。生理痛と腰痛には深い関連性があります。一つの原因はプロスタグランジンと呼ばれる物質で子宮の収縮を促す機能があるため腰痛に繋がるんでしたね。また、ホルモンバランスの変動で筋肉が緊張し血流が悪くなることでより強い腰痛へと繋がってしまうというお話でした。
Q2.症状がひどい場合の対処方法
次に対処法のお話を進めていきました。
まずは安静にし、体を温めることがとても大切です。暖かいホットパックを使ったりゆったりとしたお風呂に入ると良いでしょう。適度な運動やストレッチも効果的です。これは痛みがあるときでも普段からのセルフケアとしてもとても大切なので運動が苦手な方も時間を見つけて取り組んでみましょう。
痛みが強い場合は痛み止め薬を使用することも一つの選択肢です。痛みは我慢せず自分に合った対処法で生理中は過ごしましょう。
Q3.専門家の意見を聞く方法
どうしても自分だけでは対処できない時もありますよね。そんな時は専門家の意見を聞くことが大切です。産婦人科や整形外科、接骨院の専門医に相談しましょう。適切な治療法やアドバイスをもらえます。特に痛みが長く続いている時や症状の程度が強い場合は早め早めの対応が必要です。腰痛には意外な病気が隠れていることがあるため注意が必要です。