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寝過ぎが腰痛を引き起こす!?その原因と対策を徹底解説!
柔道整復師 按摩指圧マッサージ師 高座渋谷ポポの木整骨院院長:大岡 統
最終更新日:2024/07/16
皆様、こんにちは!高座渋谷ポポの木整骨院です。
「朝起きたら腰が痛い…」「寝すぎるとなぜか腰に違和感がある」そんな経験はありませんか?
実は、寝過ぎることが原因で腰痛を引き起こすことがあります。
今回は、寝過ぎによる腰痛のメカニズム、効果的な対策、そして腰痛を治し予防するためのポイントについて、当院の視点から詳しく解説します。
寝過ぎが腰痛を引き起こす3つの原因
1. 筋肉の硬直
長時間同じ姿勢で寝ていると、腰周りの筋肉が固まって血流が悪くなります。これは、ずっと同じ体勢で座っていると足がしびれるのと同じ理由です。腰の筋肉も固まってしまい、動きが悪くなって痛みが生じます。睡眠中は無意識に寝返りを打つことで、ある程度同じ姿勢を避けていますが、それでも長時間同じ姿勢が続く場合は、筋肉が固まりやすくなります。
特に、普段から運動不足だったり、デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいることが多い方は、筋肉の硬さを引き起こしやすい傾向があります。また、加齢によっても筋肉の柔軟性が低下するため、高齢の方はより注意が必要です。
2. 腰への負担
寝ている間も腰には体重がかかっています。長時間寝ているとその負担が積み重なり、腰の骨や周りの組織に負担がかかり、痛みが生じます。これは、ずっと同じ場所に座っているとお尻が痛くなるのと同じです。
特に、柔らかいマットレスや体に合わない寝具を使っている場合、腰が不自然な形に曲がってしまい、負担がさらに増します。また、肥満の方は体重が腰にかかる負担が大きいため、腰痛になりやすい傾向があります。体の状態に合わせて選ぶことが大切です。
3. 自律神経のバランスの乱れ
自律神経は、呼吸や消化、体温調節など、体の機能を無意識に調整する神経です。交感神経と副交感神経の2種類があり、互いにバランスを取りながら働いています。
寝過ぎると、体をリラックスさせる副交感神経が優位になりすぎてしまいます。すると、筋肉が緩みすぎてしまい、腰を支える力が弱くなり、痛みが生じやすくなります。例えるなら、ゴムが伸びきって、物を支えられなくなるようなイメージです。
また、自律神経のバランスが乱れると、睡眠の質が低下し、疲労が回復しにくくなることも、腰痛を悪化させる要因となります。
寝過ぎによる腰痛の具体的な症状
寝過ぎによる腰痛は、以下のような症状を伴うことがあります。
- 起床時の腰の痛みや硬直: 朝起きた時に腰が痛かったり、動きが悪かったりします。
- 日中の腰痛: 睡眠中に負担がかかった腰が、日中も痛むことがあります。
- 腰の重だるさ: 筋肉の疲労や血行不良により、腰が重だるく感じます。
- 動かし始めの痛み: 動き始めるときに痛みが生じますが、動いているうちに軽減することもあります。
寝過ぎによる腰痛の対策
寝過ぎによる腰痛を防ぐ、または改善するためには、以下の対策が有効です。
適切な睡眠時間
理想的な睡眠時間は7〜8時間とされています。個人差はありますが、それ以上寝ても疲労回復効果は期待できません。毎日決まった時間に起床し、規則正しい生活リズムを心がけましょう。
寝具の見直し
マットレスや枕は、自分の体に合ったものを選びましょう。マットレスは、硬すぎず柔らかすぎないものがおすすめです。枕は、高すぎず低すぎず、首を自然な位置に保てるものを選びましょう。
寝返りを打つ
同じ姿勢で長時間寝続けると、特定の部位に負担がかかりやすくなります。仰向けや横向けなど無意識に寝返りを打てるように、リラックスして眠れる環境を整えましょう。
起床時のストレッチ
寝起きに軽くストレッチをすることで、筋肉の硬直をほぐし、血行を促進します。腰をゆっくりと回したり、前屈したり、体を左右にひねったりするストレッチがおすすめです。
適度な運動
適度な運動は、筋肉を強化し、柔軟性を高めることで、腰痛の予防に繋がります。ウォーキングや水泳など、腰に負担をかけない有酸素運動がおすすめです。
バランスの取れた食事
栄養バランスの偏りは、筋肉や骨の健康に悪影響を及ぼし、腰痛を引き起こす可能性があります。特に、カルシウムやビタミンDを積極的に摂取しましょう。
ストレス管理
ストレスは、自律神経のバランスを乱し、筋肉の緊張を招くため、腰痛を悪化させる要因になります。リラックスできる時間を作ったり、趣味を楽しんだりすることで、ストレスを解消しましょう。またしっかり湯船につかり身体を温めることも大切です。
ポポの木整骨院からのアドバイス
寝過ぎによる腰痛は、日常生活のちょっとした工夫で予防・改善できることが多いです。
上記の目次の内容を実際に行ってみてくださいね。
もし、痛みが強い場合や長引く場合は、自己判断せず、医療機関を受診しましょう。あなたの症状に合わせて、適切な治療法や運動療法を提案してくれます。
まとめ
寝過ぎは、一見すると体に良いように思えますが寝方等で身体に負荷を与え腰痛を引き起こす原因となることがあります。
適度な睡眠時間、寝具の調整、ストレッチ、運動、バランスの取れた食事、ストレス管理など、日常生活の様々な要素が影響を与えます。寝るだけでも気を付けるべきことが沢山あることが分かりました。
このブログを参考に、寝過ぎによる腰痛を防ぎ、健康的な生活を送れるよう祈っております。