
1. 血行不良が肩関節に悪影響
糖尿病になると、毛細血管の血流が悪くなり、筋肉や腱への酸素・栄養供給が滞ります。
その結果、肩関節周辺の組織が硬くなりやすくなり、五十肩の発症につながるのです。
2. 組織の糖化で関節が硬くなる
高血糖状態が続くと、**たんぱく質と糖が結びついて「糖化(AGEs)」**が起こります。
この現象により、コラーゲンなどが硬くなり、関節の動きが悪化するのです。
□ 無理な運動はNG
- 痛みが強い時に無理をすると症状が悪化することもあります
- 炎症期(初期)は特に安静を意識しましょう
□ 医療機関を受診する
- 2週間以上痛みが続く・夜間痛がひどい場合は整形外科や整骨院へ相談をしましょう
□ 温熱療法と軽めのストレッチ
痛みのない範囲で軽く肩を動かすストレッチが有効です
【事例1】「肩が上がらない…」それはただの加齢じゃなかった|60代男性のケース
■背景:60代・男性・会社員(デスクワーク中心)
10年前に糖尿病を指摘されるも、食事制限はあまりしておらず、運動習慣なし。
■主訴:半年前から右肩に違和感。
徐々に痛みが強くなり、シャツを着るのがつらくなる。夜間痛で眠れないことも。
■整形外科での診断:五十肩(肩関節周囲炎)と診断
→ 医師より「糖尿病の影響で関節が固くなっている可能性もある」との指摘
■治療内容
・肩の温熱療法と可動域訓練(無理のないストレッチ)
・整骨院での肩甲骨の調整+血流改善施術
・養指導と軽めのウォーキング習慣スタート糖尿病内科での血糖コントロール強化(薬の見直し)
■結果:
3ヶ月後には肩の可動域が改善し、痛みも軽減。
血糖値も安定し始め、**「五十肩の治療がきっかけで糖尿病管理にも前向きになれた」**との声。
健康食スタートブック (引用:日本糖尿病学会)
【事例2】「五十肩が全然よくならない…」原因は見逃されていた糖尿病|50代女性のケース
■背景:
50代・女性・パート勤務(レジ業務)
慢性的な疲れと肩こりがあり、3ヶ月前から左肩が強く痛むように。
整骨院に通うも改善が見られず。
■気づきのきっかけ:
「肩の硬さが異常に強い」と整骨院の先生が内科受診をすすめた
→ 血液検査で初めて糖尿病と診断(HbA1c 7.5)
■治療方針の変更:
- 血糖値のコントロール開始(薬+食事指導)
- 肩周辺の筋膜リリースと体幹ストレッチを組み合わせた施術へ
- 日常生活での姿勢指導とセルフケア方法も導入
■結果:糖尿病の治療と並行しながら2ヶ月で痛みが半減
「内科と整骨院を併用して初めて五十肩がよくなってきた」と実感
事例から学べるポイント
共通点 |
ポイント |
● 糖尿病と五十肩の関係に本人が気づいていなかった |
自覚がないまま五十肩が悪化するケースがある |
● 血糖管理と運動・施術を併用することで改善した |
五十肩の改善には生活習慣の見直しがカギ |
● 医療機関の連携が大切 |
整形外科・整骨院・内科の連携で治療がスムーズに進んだ |
糖尿病と五十肩は一見関係がなさそうですが、血管やコラーゲンの変化を通じて深く関係しています。 肩が痛くて上がらないという方の話を詳しく聞いてみると、実は糖尿病だったなんてこともありました。
糖尿病をお持ちの方は、血糖管理だけでなく肩の痛みや違和感にも注意が必要です。
五十肩は放置すると日常生活に支障をきたすこともありますが、正しい知識とセルフケア、早めの受診で改善が見込めます。
糖尿病があって肩が痛い方や五十肩でお悩みの方は、ぜひポポの木整骨院までお越しください!
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