腰痛の謎を解明!レントゲン異常なしの原因とは?|大和市高座渋谷で口コミ1位の整骨院

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腰痛の謎を解明!レントゲン異常なしの原因とは?

腰痛の謎を解明!レントゲン異常なしの真実とは

柔道整復師 按摩指圧マッサージ師 高座渋谷ポポの木整骨院院長:大岡 統

最終更新日:2024/08/22

 

《目次》

 

 

腰痛の現状

腰痛のイメージ画像

腰痛は多くの人々が一度は経験する一般的な症状です。

平成25年の国民生活基礎調査によると男性の腰痛有訴者率は1位であり、女性でも肩こりに次いで2位を占めています。

男性の通院者率で4位、女性で2位に位置し多くの日本人が腰痛に悩まされています。

腰痛の定義は明確には存在しません。しかし一般的にはあばら骨とお尻の間に起きる痛みとされています。

腰痛の分類は大きく急性腰痛と慢性腰痛に分けられます。

急性腰痛は症状が4週間以内に治まるもので、ぎっくり腰と呼ばれることもあります。

一方、慢性腰痛は症状が3か月以上続くもので多くの場合には原因が特定されない非特異的な腰痛です。

この非特異的腰痛は全体の約85%を占めています。そのため多くの患者さんがレントゲン検査やMRI検査で異常が見つからない状況にあります。

腰痛の原因とリスク要因にはいくつかの要素が存在します。

職業的には運輸、清掃、介護、看護などの肉体労働を伴う職種が高い有訴率を示しています。

また運動不足や喫煙、ストレスなどの精神的要因も腰痛発症のリスクを高めます。さらに、腰痛はがんの転移や骨折、内臓疾患など深刻な病気のサインである可能性もあります。

腰痛は自然に治る場合も少なくありませんが、約60%の患者さんが12か月後にも症状を抱えており、さらに同じくらいの割合で再発を経験します。

したがって、腰痛に対する適切な診断と治療、そして予防策の徹底が必要です。

腰痛に悩む方々は、整体や整形外科、整骨院での検査や診断を通じて、症状の原因を特定し、適切な治療と対策を講じることが大切です。

 

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レントゲン検査とは何か

レントゲン検査のイメージ画像

レントゲン検査とはX線を用いて体内の骨や組織を撮影しその状態を確認する医療検査の一つです。

特に骨格系の異常を確認する際に非常に有効であり、整形外科をはじめとする多くの医療機関で行われています。

腰痛で病院を訪れた際、一般的にレントゲン検査がまず行われます。

これは骨折やヘルニアなどの明確な異常があるかどうかを確認するためです。

しかし、レントゲンでは主に骨の状態しか見ることができません。そのため筋肉や筋膜、神経といった軟部組織の問題や精神的・心理的な要素による痛みは見逃されがちです。

レントゲン検査の結果で異常が見つからない場合でも痛みが持続したり症状が悪化したりすることがあります。

そのため、必要に応じてさらに詳細な検査が行われることがあります。

MRIやCTスキャン、神経学的検査などがこれに該当します。

これらの検査は骨以外の組織の状態や神経の働きをより詳しく見ることができるため更に正確な診断が可能です。

その他の診断方法

MRIやCTスキャン

MRIやCTスキャンはレントゲンではわからない詳細な画像情報を提供するため、腰痛の詳細な原因を特定するための重要な診断ツールです。

例えば椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった特定の病変を詳しく確認できます。

特に、腰痛が慢性化したり、レントゲン異常なしと診断されても症状が改善しない場合には、これらの検査が推奨されることがあります。MRIは軟部組織、CTスキャンは骨に関する情報を精密に捉えることができます。

神経学的検査

神経学的検査は腰痛の原因が神経系に関連するものであるかどうかを評価するために行われます。

例えば、坐骨神経痛やギックリ腰が疑われる場合には、筋力や感覚の異常、反射の変化などを確認するための一連のテストが実施されます。これにより、神経の圧迫や損傷の可能性を見極め、適切な対策を講じることができます。整形外科や病院でこれらの検査が行われ、結果に応じて治療法が決定されます。

レントゲンで異常なしの腰痛の原因

腰痛を抱える多くの人が、病院でレントゲン検査を受けることがあります。しかし、その検査結果として「異常なし」と診断されるケースが非常に多いです。具体的には、腰痛患者の80%以上がレントゲンで異常が見つからない非特異的腰痛とされています。つまり、腰痛の原因が特定できない場合が多いのです。

 

【原因不明の腰痛が多い理由】

原因不明の腰痛が多い理由にはいくつかの要素があります。まず、腰痛の主な原因のひとつとして筋肉や筋膜の問題が挙げられます。筋肉の炎症や傷つきは、レントゲンでは見つけにくいです。また、精神的・心理的な要素も無視できません。ストレスや不安は身体に緊張を引き起こし、腰痛を悪化させることがあります。

さらに、筋肉のバランスが崩れたり、姿勢の悪さが原因で痛みが発生する場合がありますが、これもレントゲンでは確認できません。そのため、腰痛改善には、筋トレやストレッチ、整体などの物理療法が役立つことが多い中、原因不明の痛みでも適切な対策を取ることが重要です。

 

腰痛で骨には異常なしの原因

腰痛の潜在的な原因とは

 

腰痛の潜在的な原因

腰痛の原因は多岐に渡り、レントゲンなどの検査で異常なしと診断されるケースが多数存在します。ここでは、その潜在的な原因について詳しく見ていきます。

筋肉や筋膜の問題

多くの腰痛は筋肉や筋膜に起因するものです。このタイプの痛みは筋肉の過緊張や筋膜の炎症が主な原因で、急性のぎっくり腰や慢性的な腰痛に結びつくことが多いです。例えば、重い物を持ち上げた際に腰を痛めることがありますが、これは筋肉が過度に緊張した結果です。また、長時間同じ姿勢を続けることや運動不足により筋肉が硬直してしまうことも原因として挙げられます。こうした筋肉や筋膜のトラブルは、レントゲンやCTスキャンでは確認できないことが多いため、整形外科や整骨院での診断や整体による施術が求められることがあります。

精神的・心理的要素

腰痛のもう一つの大きな原因として、精神的・心理的要素が挙げられます。ストレスや不安、抑うつ状態は身体に多くの影響を及ぼし、その一つが腰痛です。精神的な負担が筋肉の緊張を引き起こし、これが腰痛として現れることがあります。特に、職場での過度なストレスや家庭内での問題などが重なると、腰痛が慢性化する可能性が高まります。こうした心理的な要因による腰痛は、レントゲンやMRIでは異常が見つからないため、治療には精神面でのサポートやカウンセリングが有効です。

姿勢の悪さと筋肉のバランス

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、現代の生活習慣は姿勢に悪影響を及ぼしやすいです。姿勢が悪いと特定の筋肉に過度な負担がかかり、その結果として腰痛が発生します。これもレントゲンでは確認できないため、姿勢改善や筋肉のバランスを整えるためのアプローチが必要です。

軟部組織の損傷

これらの組織はレントゲンでは確認できず、損傷がある場合はMRIや超音波検査が必要となります。

いずれの原因も対策が必要で、適切な診断と治療を早めに開始することが重要です。原因を明確にし、適切なメンテナンスや腰痛改善のための対策を講じることが、日常生活の質を向上させる鍵となります。

 

治療法と対策

物理療法

腰痛の治療に物理療法は非常に効果的です。物理療法には、温熱療法や冷却療法、電気刺激療法、超音波療法などが含まれます。これらの方法は筋肉の緊張を和らげ、血流を改善することによって痛みを軽減します。特に、ぎっくり腰や筋肉の炎症が原因である場合に有効です。また、整形外科や整骨院、接骨院で行われる骨盤調整や関節のメンテナンスも物理療法の一環として有効です。

薬物療法

腰痛の薬物療法には、痛み止めや消炎剤が用いられます。市販の鎮痛剤や処方薬を使用することで、痛みを緩和することが可能です。特に、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などの症状が顕著な場合、医師の指導のもと適切な薬を使用することが重要です。薬物療法は短期的な痛みの緩和に効果的ですが、中長期的には物理療法や運動療法と併用することが推奨されます。

代替療法

代替療法も腰痛治療の一つの選択肢です。整体やマッサージは筋肉や筋膜の緊張を解消し、血行を促進することで腰痛を改善します。ストレッチやヨガも効果的です。これらは筋肉の柔軟性を高め、筋力を強化することで再発を防ぎます。また、鍼灸も筋肉や神経の痛みを緩和するために広く用いられています。特に、慢性的な痛みや原因不明の腰痛に対して代替療法が効果を発揮する場合があります。

予防策と日常の注意点

腰痛を防ぐためには日常生活での予防策と注意点が非常に重要です。特に姿勢の改善や運動・ストレッチが効果的な方法とされています。

以下では具体的な予防策と日常の注意点について説明します。

姿勢の改善

姿勢の改善は腰痛予防の基本中の基本です。正しい姿勢を維持することで腰への負担を軽減することができます。

スマートフォンやパソコンを使用する際には姿勢が前傾しがちです。そのため特に注意が必要です。

イスに座る際には背筋を伸ばし骨盤をまっすぐに保つよう心がけましょう。長時間座り続けることを避け、定期的に立ち上がって体を動かすことも重要です。

運動とストレッチ

運動不足は腰痛の大きな原因の一つです。筋肉の強化や柔軟性の向上が腰痛の予防に有効だとされています。腰痛に効果的な運動としては、ウォーキングや軽いジョギング、さらにはヨガなどが挙げられます。また、ストレッチを行うことで筋肉の緊張を和らげ、関節の柔軟性を保つことができ、痛みの予防につながります。特に、腰や背中、お尻の筋肉を重点的にストレッチすることが効果的です。

日常生活でこれらの対策を取り入れることで、腰痛のリスクを大幅に減少させることができます。慢性的な腰痛や他の症状がある場合は、整形外科や整骨院などの専門的な診断を受けることもおすすめです。

 

腰痛改善のために、運動を取り入れたいけど、悪化させるのは避けたいですね。

 

以下の記事では、腰痛を悪化させてしまう運動や、腰痛改善に適した運動、運動を開始する前の注意点に関して詳しく説明しています。

 

【やってはいけない?!】腰痛の人が気を付けたい運動とは?

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

レントゲンに異常が見つからないからといって油断せず腰痛の原因に合わせた適切な対策を取る。

それが痛みの改善と予防に繋がる重要なポイントです。

定期的なメンテナンスや適度な運動やストレッチ、そして精神的なケアなど。総合的なアプローチが腰痛管理には欠かせません。

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