脊柱管狭窄症
このページは、脊柱菅狭窄症でお悩みの方に向けて、一般的な症状、原因、改善方法について書いてあります。
腰痛全般について詳しく知りたい方は以下をご覧ください
当院の施術内容に関しては以下のページをみてください。
・腰を後ろにそらすと下肢が痺れる
・歩行時、下肢が痺れる
・立っているのが辛い
・前かがみになると痛みが緩和する。
脊柱管狭窄症とは?主な症状と基礎知識|高座渋谷ポポの木整骨院

脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなることで、
足のしびれ・ふくらはぎの張り・歩行困難(間欠性跛行) などが起こる状態です。
特に以下の症状が代表的です。
- 腰を反らすと足がしびれる
- 長く歩けず、5〜10分ごとに休みたくなる
- 前かがみになるとラクになる
- ふくらはぎが張る・重だるい
- 足に力が入りにくいことがある
脊柱管が狭くなる背景には
椎間板の変性、靭帯の肥厚、骨棘形成、深層筋の硬さ
などさまざまな要素が関わっています。
脊柱管狭窄症の根本原因
脊柱管狭窄症の原因は、1つに決められるものではありません。
多くの場合、複数の要因が重なって症状が現れます。
■ よく見られる要因
- 長年の姿勢のクセ
- 加齢による組織変化
- 腹筋・足の筋力低下で腰に負担が集中
- 骨盤の動きが悪くなることで神経の圧迫が強まりやすい
- 足の筋力の低下
- 深部の筋硬直(多裂筋・殿筋・大腿部)
- ヘルニア・すべり症の併発
「筋力が弱い」「姿勢が悪い」という1点だけで起こるのではなく、
生活習慣 × 姿勢 × 年齢変化 の組み合わせによって神経の通り道に圧迫が生じます。
ケーススタディ(体験談)
脊柱管狭窄症は、今まで1000人以上の患者をサポートしてきました。
深刻な脊椎疾患です。
この疾患で多くの患者が日夜、この痛みと闘いながら生活されています。
この中でこの痛みから克服された方の体験談を書きたいとおもいます。
● ケース1:60代男性(保存療法中心)
退職後、右足首の捻挫がきっかけだった。捻挫が治った後も左臀部の痛みが残り、徐々に坐骨神経痛が左足全体を襲った。
直立すら難しくなり、2年間さまざまな民間療法を試みたが効果なし。
ようやく総合病院を受診し、MRIで脊柱管の狭窄が確認された。
徐々にふくらはぎのしびれが増え、歩ける距離が短くなっていった。
薬物療法・リハビリを行ったが変化が乏しく、
自宅でできるストレッチ・水中ウォーキング・姿勢改善を継続。
その後、整体での姿勢改善指導も取り入れ、
歩行距離が徐々に伸び、痛みの頻度が減少。
「専門家に早めに相談すればよかった」と話されていました。
当院では、まず患者の筋肉の緊張を緩めるために、
適度な強さのマッサージで硬くなった腰・足の筋肉のストレスを除去し、
続いて筋膜(筋肉を覆う膜)を伸ばす施術を行い、最後にキネシオテープで筋肉をサポートしました。
「1回目の施術後、患者さんは『違和感はあるけど少し歩けるようになりました!』とお喜びの声を頂きました。
2か月の継続治療後、痛みがほぼ消失し、普通に歩行できるようになりました。
現在は再発しないように、月1回のメンテナンス治療を継続しています
● ケース2:70代男性(生活習慣改善で軽減)
長年の運動不足と体重増加により、腰の反り動作ができず痛みで夜も目が覚める状態に。
医師から体重管理を勧められ、食事制限と軽い運動(散歩)を開始。
体重が徐々に減ったことで腰の負担が軽くなり、症状が緩和しました。
地域の運動会やサークルに参加し、仲間のサポートで継続できたとのこと。
「無理のない運動と習慣化が大事だと感じた」
と感想をいただきました。
再発を防ぐため、正しい姿勢と適度な運動を習慣化され、ストレッチで柔軟性を保ち、肥満回避をされ、
体幹筋を鍛えるエクササイズをされたこと。さらに生活環境の工夫、例えば椅子選びなども行いました。
私の視点では、
日常生活の中で、ご自身のお体と向き合い、正しい姿勢や運動習慣、食生活の改善をされたことが、
症状の改善と再発予防につながったと考えています。
私たち施術者は、患者さんが自分の身体を理解し、健康的な生活を送れるようサポートしたいと考えています。
一般的な検査と治療法
脊柱管狭窄症の検査は以下の通りです。
・問診・触診
・神経学的検査
・MRI/レントゲンによる画像確認
・歩行テスト
身体診察では、さらにSLRテスト(下肢を伸ばしてあげるテスト)やFNSテスト(太ももを伸ばすと痛みがでるかのテスト)を行い、神経根の圧迫があるかを評価します。
セルフチェックとして、「腰を反らすとき、腰痛、下肢痛やしびれがでるか?」「歩行時の症状が酷くなるかと前かがみや休憩中に改善するか?」を基準に簡易診断できます
一般的にはMRI検査がされますが、その他、重症度を判断するために、脊髄造影検査が用いられ、狭窄部位や程度を判定することがあります。
病院で行われる一般的な治療には、
・薬物療法
・理学療法
・運動療法
・ブロック注射
などがあります。
ブロック注射は一時的な効果はあります。
リハビリでは、バランストレーニングなどが姿勢を保持する筋肉を鍛えられるので有効です。
脊柱管狭窄症は 坐骨神経痛・ヘルニア・梨状筋症候群・すべり症 と症状が似ているため、
自己判断が難しい点が特徴です。
排尿障害などすぐに受診が必要なケースもあります。
予防と日常生活での注意点

脊柱管狭窄症の予防と日常ケアに関しては、腰部全体の健康管理が重要です。
当院では腰痛全般の改善から、反り腰や筋膜性腰痛などの関連症状まで幅広く対応しています。
日常生活での注意点
脊柱管狭窄症の予防には適切な姿勢の維持が重要です。座位では背筋を伸ばし、足裏全体を床につける姿勢を心がけましょう。
長時間同一姿勢を避け、30分に1回は立ち上がって軽く体を動かすことが大切です。
重い物を持つ際は、腰を曲げずに膝を使って持ち上げる動作を習慣づけましょう。
また、ぎっくり腰の予防にもつながる適切な動作パターンを身につけることが重要です。
効果的な運動・ストレッチ
ガイドライン2021でも推奨されている運動療法として、腰椎屈曲運動、股関節屈曲運動、歩行練習が効果的です。
特に膝を胸に近づける運動や、前屈位での歩行練習は症状の軽減に有効です。
有酸素運動(エアロバイクで約20分)、筋力トレーニング(体幹・下肢中心)、腹筋強化、ストレッチ(背筋群や股関節前面筋を伸ばす)が良い効果があります。
安定化トレーニングやバランストレーニングで姿勢維持筋の強化も有効です。
自宅でのセルフエクササイズとして、膝抱えストレッチ、正座ストレッチ、ドローイング(腹横筋収縮)などがおすすめです。
腰を丸める体操も症状の緩和に有効です。
無理のない範囲で継続することが、症状軽減の鍵となります。
職業・年代別の予防対策
デスクワーカーの方は、椅子の高さ調整、足台の使用、定期的な立ち上がりを習慣づけましょう。
立ち仕事の方は、足元にステップ台を置いて足の位置を変える、適度な休憩を取ることが重要です。
高齢者の方は、転倒予防のための筋力維持、バランス訓練も併せて行うことで、総合的な身体機能の維持が図れます。
年代や職業に応じた個別のアドバイスも必要です。
関連リンク(腰痛・ヘルニアなど)
脊柱管狭窄症は、以下の症状を併発することがあります。
当院での対応について
ポポの木整骨院は、脊柱管狭窄症に対して、姿勢分析・整体・EMSによるアプローチをおこなっています。
当院では、その人に合ったオーダーメイド施術により、脊柱管狭窄症に伴う全身の歪みと筋肉・関節の連動不足の改善を目指します。
柔道整復師・按摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ院長が、一人ひとりの症状に応じたを提供いたします
詳しくはこちらをご覧ください。

執筆者:柔道整復師・按摩マッサージ指圧師 院長 大岡 統
当院では完全予約制を取り、お一人お一人様と向き合いしっかりと耳を傾け、施術を通して、「来て良かった」と言っていただけるように全力でサポートさせていただきます。
私は痛みを取り除くだけではなく、ビジョンがあります。
その先にある患者様の未来が幸せで豊かなものであるように小さな街「高座渋谷」にある小さな整骨院「ポポの木」が皆様の大きな幹となって「皆様の健康と豊かな生活」をお守りさせて頂く事で社会に貢献していく事を使命と考えているからです。



定休日:日曜日